四天王立像[浄瑠璃寺/京都]

国宝『四天王立像』

『四天王立像』は平安時代後期に作られたもので作者は不明だが、平安時代後期の神将像を代表する秀作。 寄木造りに彩色や截金で装飾が施されており、光背なども当時のもの。 保存状態も非常によく、近くだと衣の模様や細かい截金の装飾などもよく残っている。

国宝 浄瑠璃寺『四天王立像』より「広目天」 東京国立博物館にて撮影

四天王なので4体で国宝として登録されているが、本堂内に安置されているのは「持国天」「増長天」の2体のみで、「広目天」は東京国立博物館、「多聞天」は京都国立博物館に寄託されている。

国宝 浄瑠璃寺『四天王立像』より「広目天」 東京国立博物館にて撮影

浄瑠璃寺のこと

京都といっても奈良に近い県境の木津川にある「浄瑠璃寺」は、国宝の『九体阿弥陀』が有名で、九体阿弥陀が安置されている本堂や三重塔も国宝指定されている。『木造四天王立像』は九体阿弥陀と同じ本堂に伝わるもの。

文化財指定データ

台帳・管理ID 201-241
指定番号   00078-00
指定     彫刻
指定名称   木造四天王立像
ふりがな   もくぞうしゅんじょうしょうにんざぞう
員数     4躯
国・時代   日本・平安時代
所有者    浄瑠璃寺
国宝指定日  1953.02.14

出典:国指定文化財等データベース一部抜
国宝 浄瑠璃寺『四天王立像』より「広目天」 東京国立博物館にて撮影

鑑賞ログ 2018.12.9

東京国立博物館にて(広目天のみ)
1Fの仏像コーナーで期間限定の公開。 東博の通常展なので、ガラスケースもなく間近でゆっくり眺められます。 あの九体阿弥陀をお守りしている四天王さんだそうで、お顔こそキリリとしていますが、衣や装飾は豪華絢爛な貴族趣味です。 光背などもしっかり朱の色が残っており、作られた当時をしのぶことが出来ました。 2019/1/20まで展示されています。

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