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情報|江戸東京博物館「縄文2021-東京に生きた縄文人-」2021/10/9~12/5[東京]

情報-博物館・美術館

縄文2021-東京に生きた縄文人-展

江戸と東京をテーマにした博物館「江戸東京博物館」は、5階の常設展示・企画展示室と、1階の特別展室があります。 5階では基本的に江戸と東京に関する企画が多いですが、1階では大河ドラマにちなんだ展覧会や、国内外の美術館からの引越展示が行われることもあります。 

今回も「縄文」展ということで、うん縄文は人気あるよね~位に受け止めていたら、サブタイトルに「東京に生きた縄文人」とあるではないですか。 チラシやWebサイトをよく見ると、東京で発掘された縄文時代の出土品を中心に、その生活ぶりの再現なども交えた展示のようです。 狩猟採集が中心だった縄文時代ですから、その土地によって生活様式は大きく変わってくると思われますので、同じ土地で生活している私たちには興味深い企画です。

江戸東京博物館「縄文2021-東京に生きた縄文人-」チラシより

展示リストの出土遺跡を見ると、大森貝塚や荒川区延命院貝塚など水辺に近い貝塚、青梅や奥多摩など山あいの遺跡、多摩ニュータウン遺跡なんていうのもあるんですね。 展示は、土器・石器・ヒスイなどの玉類と、ジャンル別にもなっているようなので、土地ごとの特色なども見比べられるかもしれません。 

現在、国宝に指定された縄文土偶は5点ありますが、今回はその中から2点がゲスト参加するようです。 2点とも長野県の「茅野市尖石縄文考古館」からで、中期には縄文のビーナスが、後期には仮面の女神が展示されます。 有名な国宝土偶には、〇〇の女神のようなあだ名がついているものがありますが、今回の要注目は「多摩ニュータウンのビーナス」でしょう。 なんだか「下町の〇〇」とか「〇〇小町」といった親しみやすさを感じるネーミングです。 チラシの表に載っていて、入れ墨のある顔がホッコリ笑っていていい感じだし、大型土偶とあるので迫力ありそうなのも期待大です。 こちらは通期で公開されるようなので、お目当ての1つになりそうですね。

江戸東京博物館「縄文2021-東京に生きた縄文人-」チラシより

この展覧会で観られる国宝

国宝『土偶』縄文のビーナス

中期(10/19~11/14)

妊婦さんを模したのか、女性のふくよかさを表したのか、お腹がぷくっと膨らんで、下半身が非常にどっしりとした土偶です。 この土偶は表面がとても美しくて、備前焼のような赤茶~茶褐色の土に、キラキラ光る雲母が混ざっていて、ぜひ近くで観て頂きたいものです。

国宝『土偶』仮面の女神

後期(11/16~12/5)

逆三角の顔だと思っていたら、横や後ろから見ると仮面だということがよくわかります。 衣類を表しているのか入れ墨を表しているのか、全体的に細かい模様が刻まれていて、これも近くで観るととても繊細な美しさがあります。

江戸東京博物館「縄文2021-東京に生きた縄文人-」チラシより

展覧会 概要

期間:2021/10/9~12/5
時間:9:30~17:30(土曜は~19:30)
休館:月曜日
料金:一般¥1,300、大専門生¥1,040、小~高校生¥650(¥110~¥220追加で常設展との共通券あり)

江戸東京博物館 公式サイト

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