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情報|堺市博物館「海を越えたつながり」2021/3/13~5/9[大阪]

情報-博物館・美術館

※4/25~休館で、会期の延長なく4/24で終了

海を越えたつながり-倭の五王と東アジア- 展

堺市博物館は、日本一大きい「仁徳天皇陵(大仙古墳)」の南西に広がる大仙公園の中にあり、仁徳天皇陵をはじめとする百舌鳥古墳群からの出土品を観ることができます。 年に4回ほどは企画展が開かれますが、2021年の春は「海を越えたつながり-倭の五王と東アジア-」というテーマで、古墳時代の日本と大陸との交流に関係する資料が展示されます。

タイトルにある「倭の五王」といのは、中国の歴史書に記録が残る5世紀日本の5人の王で、卑弥呼が親魏倭王の称号を贈られたのが239年なので、約200年ほど後の時代です。 「讃」「珍(弥や彌とも)」「済」「興」「武」の5人の王は、応神天皇~雄略天皇までの4世代7代の天皇のいずれかだと考えられています。 この展覧会では、大陸からもたらされて日本の有力者が所有したと考えられる出土品や、大陸風の衣装の埴輪など、古墳時代の日本と大陸との交流に関する文化財が集められるようです。

港があった堺は古くから交易の拠点だったので、室町時代の日明貿易や戦国時代に火縄銃が作られるようになると、堺商人が財力を持って日本の歴史にも大きく関わってきます。 常設展では、火縄銃や南蛮船の模型、華やかだった祭の資料なども観ることができるようです。

堺市博物館「海を越えたつながり-倭の五王と東アジア-」チラシ

この展覧会で観られる国宝

※4/25~休館で、会期の延長なく4/24で終了

金銅透彫鞍金具[誉田八幡宮/大阪]

応神天皇の陵とされる「誉田御廟山古墳(丸山古墳)」の隣にあって、応神天皇を主祭神として祀る「誉田八幡宮」に伝わる古代の馬具です。 大陸で作られたと考えられ、江戸時代に誉田御廟山古墳(丸山古墳)から発見されたものなので、応神天皇に贈られたのかもしれません。 普段は誉田八幡宮の宝物庫に収蔵されていますが、開館されるのは土曜の午後数時間のみなので、狙っていかないと観られないものです。

展覧会 概要

※4/25~休館で、会期の延長なく4/24で終了

期間:2021/3/13~5/9 4/24
時間:9:30~17:15(入館は16:30まで)
休館:月曜日(祝日は開館)
料金:一般¥500、高大生¥250、小中生¥50

堺市博物館 公式サイト

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