知恩院 三門[京都]

知恩院 三門[京都]

知恩院のこと

浄土宗の宗祖である「法然上人」が、承安 5年(1175年)にこの地に草庵を結び、専修念仏の布教したことに始まる。 43歳から晩年に数年流罪になった期間をはさみ80歳で亡くなるまで、この地で過ごした。 戦火や旧仏教勢力との対立を経て、江戸時代には皇族を門跡に迎え、浄土宗徒だった徳川家が寺領や伽藍を寄進し今のような姿になる。 浄土宗の総本山。

国宝『三門』

徳川秀忠によって元和7年(1621年)に建立される。 寺院の門を「山門」と書く場合もあるが、知恩院は『三門』としており、これは悟りに通じる3つの解脱を表す「三解脱門」の意味である。 

幅50m・高さ24mと木造の門としては日本最大の大きさで、上層の軒にかけられている「華頂山」の額は畳2枚分もある。禅宗様が色濃く、上層内部は天井の龍を始め極彩色で彩られており、宝冠釈迦如来像と十六羅漢像が安置されている。

この国宝を観るには

境内は無料なので開門時間内なら無料で門の下まで行ける。 通常は上層に上がることはできないが、特別公開の時や4/18の御忌では夜通し門上で念仏が唱えられ、一般でも参加する事ができる場合がある。

国宝『知恩院三門』ライトアップ

文化財指定データ

【台帳・管理ID】102-1773
【指定番号】00221
【種別】近世以前/寺院
【指定名称】知恩院三門
【ふりがな】ちおんいんさんもん
【員数】1棟
【時代・年】元和7年(1621年)
【構造・形式】五間三戸二階二重門、入母屋造、本瓦葺、両山廊付山廊 各桁行三間、梁間二間、一重、切妻造、本瓦葺
【所有者】知恩院
【重文指定日】1902.07.31
【国宝指定日】2002.05.23
【説明】知恩院は,京都東山の山麓にある浄土宗総本山で,伽藍は勢至堂や御廟の建つ上段,本堂など中心建築の建つ中段,三門や塔頭が建ち並ぶ下段からなる。 三門は,徳川秀忠が元和5年(1619)に建立を発意し,元和7年(1621)に完成し、造営に中井家支配の棟梁があたったことが知られる。 形式は五間三戸二階二重門で,左右に山廊が付く。構造細部は禅宗様を基調とし、二階内部は極彩色を施す。 江戸時代初期における建築技術が最大に発揮され,高い完成度をもつ遺構のひとつとして位置づけられ,建築史上極めて高い価値が認められる。 現存するうち最大の二階二重門で,かつ装飾も荘厳を極め,我が国の社会に広く影響を及ぼした浄土宗総本山の象徴として,深い文化史的意義を有している。

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋

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