国宝-建築|西本願寺 飛雲閣[京都]

国宝データ-建築

西本願寺のこと

浄土真宗の総本山で正式名称は「本願寺」だが、元は1つの宗派だったが分裂した真宗大谷派(東本願寺)と区別しやすいため「西本願寺」と呼ばれることが多い。 元は宗祖である親鸞聖人の廟堂が発展したもので、豊臣秀吉の京都整備で現在の地に移ってきた。 

右『阿弥陀堂』と左『御影堂』はともに国宝

国宝『飛雲閣』

西本願寺の南東にある庭園「滴翠園」の池にかかるように建てられた、3層の楼閣建築で、豊臣秀吉が京都に構えた邸宅「聚楽第(じゅらくだい)」の遺構だと伝わる。 鹿苑寺の「金閣」、慈照寺の『銀閣』とで「三閣」とされる。

全体的にアシンメトリーで、破風の形が左右で異なったり、窓のデザインが統一されないなど、隅々まで意匠がこらされている。 1層には主室の招賢殿・八景の間・舟入の間・茶室があり、この建物で入口に相当するのは小舟が引き込める舟入の間のみ。 2層には回縁が付き、三十六歌仙の障壁画が描かれた歌仙の間、3層には摘星楼と呼ばれる小ぶりな1部屋のみがある。

龍谷ミュージアムのやや南から飛雲閣の屋根が見える

この国宝を観るには

2017年夏から施行されていた修復工事が2020年3月に終了予定。 通常非公開だが、毎月16日の「Shinran’s Day(親鸞聖人の日)」には、午前中からの法要に出席すると、国宝『書院』などと共に見学することができる。 他に、旅行会社のオプションツアーやバスツアーに、見学が組み込まれる場合もある。

龍谷ミュージアムは、堀川通を挟んだ向かい側にあるので、龍谷ミュージアムを大通り沿いに出て、やや左に歩くと屋根が見える。

文化財指定データ

【台帳・管理ID】102-1815
【指定番号】00005
【種別】近世以前/住宅
【指定名称】本願寺飛雲閣
【ふりがな】ほんがんじひうんかく
【員数】1棟
【時代・年】桃山時代
【構造・形式】一階:招賢殿、八景之間、船入之間、入側、縁、茶室、二階、歌仙之間、階段、廻縁、中二階階段室、三階、摘星楼、階段室より成る、南面及び北面25.8m、東面11.8m、西面12.5m、三重
【所在地】京都府京都市下京区堀川通花屋町下る本願寺門前町
【国宝指定日】1951.06.09

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋
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