真言七祖像[教王護国寺(東寺)/京都]

真言七祖像[教王護国寺(東寺)/京都]

真言七祖とは

真言密教で崇敬される7人の祖師で、「龍猛」「龍智」「金剛智」「不空」「善無畏」「一行」「恵果」、これに空海を加え「真言八祖」とする場合もある。 善無畏と一行のかわりに大日如来と金剛薩埵を数える場合もある。

龍猛:インドの僧で数百年生き、金剛薩埵から密教を伝えられたとされる
龍智:龍猛から教えを受け、真言密教をインドに広めた
金剛智:7~8世紀のインド出身の僧で、中国に真言密教を伝えた
不空:中国で翻訳僧として密教を広め「不空三蔵」と呼ばれる
善無畏:インドの国王だったが出家し、中国で経典を翻訳する
一行:7世紀末に中国に生まれ、善無畏と共に経典を漢訳する
恵果:金剛頂経と大日経を極め、空海に真言密教を伝授する

国宝『真言七祖像』

唐に留学した空海が師の恵果から密教の奥義を許され、現在伝わる7幅のうち5幅を贈られる。 唐から伝わったものは「金剛智」「不空」「善無畏」「一行」「恵果」の5幅で、唐の宮廷画家だった「李真」が描いたものだと伝わる。

「龍猛」と「龍智」は空海が日本に戻ってから制作し「七祖像」とした。 日本制作の2幅も含め、賛(絵画の余白などに書く文字や文章のこと)は空海自らが書いたと言われる。 非常に大型の掛軸状で、絹本のため剥落が多く不明瞭な部分も多い。

この国宝を観るには

あまり公開されないが、春秋に東寺宝物館で行われる特別公開に出されることがある。 美術館や博物館での特別展に出される場合もある。

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-39
【指定番号】00036-00
【種別】絵画
【指定名称】絹本著色眞言七祖像
【ふりがな】けんぽんちゃくしょくしんごんしちそぞう
【員数】7幅
【国】唐5幅、日本2幅
【時代・年】唐時代、平安時代
【所有者】教王護国寺(東寺)
【国宝指定日】1952.03.29

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋

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