十二天屏風[教王護国寺(東寺)/京都]

十二天屏風[教王護国寺(東寺)/京都]

十二天とは

仏教の守護神で、東西南北とその間の八方向に、天・地・日・月を加えた十二の天部のこと。 日本では、密教の修法や儀式で用いる絵画の作例が多い。 北方守護の毘沙門天(多聞天)は、四天王と方角も共通するが、四天王の他の三尊は十二天には入っていない。

帝釈天(たいしゃくてん)東
火天(かてん)東南
焔摩天(えんまてん)南
羅刹天(らせつてん)南西
水天(すいてん)西
風天(ふうてん)北西
毘沙門天(びしゃもんてん)北
伊舎那天(いざなてん)北東
梵天(ぼんてん)天
地天(じてん)地
日天(にってん)日
月天(がってん)月

国宝『十二天像屏風』

建久2年(1191年)に絵仏師の「宅間勝賀(たくま しょうが)」が描いたもので、密教の重要な儀式である「灌頂」で行われていた十二天の行列に代わるものとして用いられた。 高さ130cmほどで、後世の屏風と比べると小ぶりなサイズである。 更に古い時代には坐像で表されていた十二天だが、屏風に描くようになり立像で表されるようになった。

作者の宅間勝賀は、絵仏師の流派である「宅磨派(たくまは)」(託間、詫磨、詫摩、詫麻、琢摩、琢磨とも)で、平安末期から鎌倉時代にかけて活躍した。 それまでの平安仏画に宋の様式を取り入れ、この様式が流派の特徴ともなる。

この国宝を観るには

何年かに一度、春秋の東寺宝物館での特別公開で観られることがある。 その他、博物館などの企画展などに出展される場合もある。

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-94
【指定番号】00091-00
【種別】絵画
【指定名称】絹本著色十二天像〈伝宅間勝賀筆/六曲屏風〉
【ふりがな】けんぽんちゃくしょくじゅうにてんぞう
【員数】1双
【国】日本
【時代・年】建久2年(1191年)
【作者】宅間勝賀
【所有者】教王護国寺(東寺)
【国宝指定日】1953.11.14

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋

鑑賞ログ 2019年4月

東寺展@東京国立博物館
一般的な屏風よりかなり小型。 国宝の十二天図のすぐ後に展示されていたので、そちらの十二天と共通したところや違うところを探す。

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