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国宝-彫刻|五大虚空蔵菩薩坐像[神護寺/京都]

国宝DB-彫刻

国宝『五大虚空蔵菩薩坐像』

神護寺の五大虚空蔵菩薩は、承和三3年(836年)に仁明天皇の発願により建立された「宝塔院」の本尊として、制作された。 現在は、昭和初期に建立された「多宝塔」の本尊とされる。 五大虚空蔵菩薩は、五智如来の金剛界での姿とされる。

奈良時代によく作られた乾漆から、平安時代以降に主流となる木造への移行期にあたり、一木造りの上に木屎漆を盛り上げて造像されている。 5躯とも像高90cmほどで、ほぼ同じ姿だが表面の色と持物が異なる。 現在は一列に並ぶが、元は東寺の立体曼陀羅のように、中尊と四隅の配置だったとされる。

中央 法界虚空蔵 白色
東方 金剛虚空蔵 黄色
南方 宝光虚空蔵 緑色
西方 蓮華虚空蔵 赤色
北方 業用虚空蔵 黒色

この国宝を観るには

神護寺の多宝塔に安置されるが、秘仏のため年に6日間のみご開帳される。

ご開帳は以下の日程
5/13~15の3日間
10月第2週末(3連休)3日間。

寺外での公開

2024/7/17~9/8 東京国立博物館「神護寺-空海と真言密教のはじまり
2011/7/20~9/25 東京国立博物館 「空海と密教美術」

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-189
【指定番号】00028-00
【種別】彫刻
【指定名称】木造五大虚空蔵菩薩坐像(多宝塔安置)
【ふりがな】もくぞうごだいこくうぞうぼさつざぞう
【員数】5躯
【国】日本
【時代・年】平安時代
【所在地】神護寺
【国宝指定日】1952.03.29

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋
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