スポンサーリンク

国宝-書跡典籍|宋刊本義楚六帖[東福寺/京都]

国宝DB-書跡・典籍

国宝『宋刊本義楚六帖』

義楚六帖は斉州の僧「義楚(ぎそ)」が10世紀半ばごろに編纂した仏教に関する辞典で、語句をジャンルごとに区分して多くの典籍から引用を行う「類書」の形式である。 白居易(白楽天)による白氏六帖を意識したもので、釈迦(仏教)に関する事から、釈氏六帖とも呼ばれる。 成立は唐と宋の間の五代十国時代だが、東福寺に伝わる全12冊は南宋時代に発行されたもの。 後陽成天皇が慶長17年(1612年)に直筆で記した添状と題箋12枚を1幅にしたものが、附指定されている。

宋版とは

日本の平安後期~鎌倉時代頃に相当する、中国の「宋」時代には、印刷の技術が発達して非常に多くの出版物が印刷される。 この時代に印刷された出版物が「宋版」で、木版だがクオリティが高く、日本にも数多く入ってきており、寺院や文庫などに伝わっている。

参考:国宝『宋版漢書(慶元刊本)』国立歴史民俗博物館

この国宝を観るには

公開されることが非常に少ない。

公開履歴

2023/10/7~12/3 京都国立博物館「東福寺
2023/3/7~5/7 東京国立博物館「東福寺

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-666
【指定番号】00137-00
【種別】書跡・典籍
【指定名称】宋刊本義楚六帖
【ふりがな】そうかんぽんぎそろくじょう
【員数】12冊
【国】中国
【時代・年】南宋時代
【附指定】後陽成天皇宸翰題簽並御添状(慶長十七稔秋)1幅
【所有者】東福寺
【国宝指定日】1952.11.22

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋
タイトルとURLをコピーしました