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国宝-彫刻|薬師如来・両脇侍像[醍醐寺/京都]

国宝DB-彫刻

醍醐寺のこと

京都市の南東部、山科と宇治の中間あたりに位置する醍醐寺は、笠取山を1時間ほど登った「上醍醐」と、麓の「下醍醐」エリアに広大な敷地を持つ、真言宗醍醐寺派の寺院。 空海の孫弟子「聖宝(しょうぼう)」が上醍醐に准胝観音と如意輪観音をまつった事に始まり、醍醐天皇から深い帰依を受け、その皇子らも遺志を継いで伽藍が整備された。

戦乱や火災で荒廃した時期もあるが、その時々の有力者からの庇護を受け、特に豊臣秀吉が「醍醐の花見」を行った際には、現在も残る多くの建造物が建立された。 6件の建造物と、15件の美術品が国宝に指定され、平成6年(1994年)には「古都京都の文化財」として世界遺産にも認定された。

国宝『薬師如来・両脇侍像』

薬師三尊像は、上醍醐にある国宝『薬師堂』の旧本尊で、薬師堂と共に醍醐天皇の勅願によって平安時代に作られている。 現在は保存管理のため霊宝館に移され、薬師堂には別の薬師如来が安置された。 1.8mもある薬師如来を下醍醐に降ろす際には、険しい山道で重機が使えず20人もの人の手によって下ろされた。

カヤの一木造りで、平安時代前期らしい重厚な仏像。 高さは1.8メートルにもなる大きさだが、共に国宝に指定されている両脇侍(日光菩薩・月光菩薩)は立像で、それほど大きくない。

2018年 サントリー美術館「醍醐寺展 」チラシより
醍醐寺 国宝『薬師堂』

この国宝を観るには

現在は、醍醐寺霊宝館に収蔵されているので、本館・平成館の開館時には観ることができる。 醍醐寺の霊宝館は、何棟かに分かれているため、時期によって開く棟が変更される。 本館・平成館の開館時は、テーマによって展示内容が変わるが、国宝ではこの薬師三尊像と『五重塔初重壁画』の「旧四天柱」は毎回公開される。

醍醐寺霊宝館
醍醐寺霊宝館

画像はこちらで見られます

醍醐寺文化財アーカイブス →「醍醐寺の国宝・重要文化財」→「平安時代」

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-239
【指定番号】00076-00
【種別】彫刻
【指定名称】木造薬師如来及両脇侍像
【ふりがな】もくぞうやくしにょらいおよびりょうきょうじぞう
【員数】3躯
【時代・年】平安時代
【所有者】醍醐寺
【国宝指定日】1953.02.14

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋

鑑賞ログ

2018年9月

サントリー美術館「醍醐寺展
階段を降りたところに設置してあった。 この空間は、階段を降りるときに正面に見えて、だんだん近づいていくのでとても迫力を感じる。 サントリー美術館の展示品で過去最大サイズらしい薬師如来様。 白毫がちょっと大きめ?真赤だから大きく見える? どっしりとした印象の仏像でした。 日光月光もきれいな腰のひねりで、中尊に比べてちょっと小ぶり? こちらは柔らかい印象でした。

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