薬師如来 両脇侍像(醍醐寺)

薬師如来 両脇侍像(醍醐寺)

醍醐寺のこと

醍醐寺は広大な土地で、笠取山を1時間ほど登った「上醍醐」と麓の「下醍醐」エリアに分かれており、空海の孫弟子「聖宝」が上醍醐に准胝観音と如意輪観音をまつった事に始まる。 醍醐天皇の深い帰依を受けるが、度々の戦乱で荒廃し、豊臣秀吉の「醍醐の花見」の舞台になり、伽藍が整備される。

国宝『薬師如来・両脇侍像』

国宝の『薬師三尊像』は上醍醐にある「薬師堂」の旧本尊で、薬師堂と共に醍醐天皇の勅願によって平安時代に作られたもの。 現在は保存管理のため霊宝館に移され、別の薬師如来が安置された。 1.8mもある薬師如来を下醍醐に降ろす際には、険しい山道で重機が使えず20人もの人の手によって下ろされた。

カヤの一木造りで、平安時代前期らしい重厚な仏像。 高さは1.8メートルにもなる大きさだが、共に国宝に指定されている両脇侍(日光菩薩・月光菩薩)は立像で、それほど大きくない。

2018年 サントリー美術館「醍醐寺展 」チラシより

この国宝を観るには

現在は、醍醐寺霊宝館に収蔵されているので、開館時には観ることができる。 醍醐寺の霊宝館は、何棟かに分かれているため、時期によって開く棟が変更される。 

画像はこちらで見られます

醍醐寺文化財アーカイブス →「醍醐寺の国宝・重要文化財」→「平安時代」

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-239
【指定番号】00076-00
【種別】彫刻
【指定名称】木造薬師如来及両脇侍像
【ふりがな】もくぞうやくしにょらいおよびりょうきょうじぞう
【員数】3躯
【時代・年】平安時代
【所有者】醍醐寺
【国宝指定日】1953.02.14

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋

鑑賞ログ

2018年9月

サントリー美術館「醍醐寺展」
階段を降りたところに設置してあった。 この空間は、階段を降りるときに正面に見えて、だんだん近づいていくのでとても迫力を感じる。 サントリー美術館の展示品で過去最大サイズらしい薬師如来様。 白毫がちょっと大きめ?真赤だから大きく見える? どっしりとした印象の仏像でした。 日光月光もきれいな腰のひねりで、中尊に比べてちょっと小ぶり? こちらは柔らかい印象でした。

国宝データ 彫刻カテゴリの最新記事