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国宝-建築|醍醐寺 薬師堂[京都]

国宝DB-建築

理源大師聖宝と上醍醐

空海の孫弟子にあたる平安時代初期の僧「聖宝(しょうぼう)」は、真言だけでなく法相や華厳など様々な教えを修め、役小角を慕い修験道の修行も行った。 道場を開く場所を探していた聖宝が笠取山に登ると、老翁の姿で現れた地主の横尾明神が、湧き出る清水を飲み「醍醐味なり」と言ったと伝わり、寺の名前にもなっている。 横尾明神からこの地を譲られた聖宝は、准胝観音と如意輪観音をまつる堂宇を建立し、これが醍醐寺の始まりである。 醍醐水は現在でも湧き出ており、醍醐寺の閼伽水(仏教の儀式などに使われる水)として使われている。

上醍醐の絵地図

国宝『薬師堂』

薬師堂は、醍醐寺を開いた聖宝が、醍醐天皇の帰依を受けて薬師三尊をまつったことに始まり、現在の建物は保安2年(1121年)に再建されたもので、上醍醐では現存最古の建物である。 平成13年(2001年)の霊宝館リニューアルオープンに伴い、国宝『薬師如来・両脇侍像』は薬師堂から霊宝館に移された。 この時は1.8mもの大型の木像を、人の手によって下醍醐に下ろしている。 

醍醐寺 国宝『薬師堂』
醍醐寺 国宝『薬師堂』
醍醐寺 国宝『薬師堂』

この国宝を観るには

上醍醐は、下醍醐の伽藍から片道1~1時間半ほど登ったところにあり、途中はほとんどが舗装されておらず、足元が悪い場所もある。 登ってしまえば、国宝『清滝宮拝殿』ほか、薬師堂・五大堂・如意輪堂など、それほど苦労なく巡ることができる。

入山料:¥600(下醍醐伽藍の拝観券があれば¥500)
入山時間:夏期は15時まで、冬期は14時までの入山で、17時までに下山することになっている

上醍醐までの道のり

文化財指定データ

【台帳・管理ID】102-1902
【指定番号】00198
【種別】近世以前/寺院
【指定名称】醍醐寺薬師堂
【ふりがな】だいごじやくしどう
【員数】1棟
【時代・年】保安2年(1121年)
【構造・形式】桁行五間、梁間四間、一重、入母屋造、檜皮葺
【所在地】京都府京都市伏見区醍醐醍醐山
【重文指定日】1901.03.27
【国宝指定日】1959.06.27
【説明】薬師堂は醍醐寺山上伽藍の主要堂宇で、保安二年(一一二一)に再建されたのが現在の堂である。 簡素な意匠であるが、蟇股や組物など平安時代の特色をあらわす。 この時代の数少ない遺構の一として貴重なものである。

出典:国指定文化財等データベース一部抜
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