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国宝-彫刻|諸尊仏龕[金剛峯寺/和歌山]

国宝データ-彫刻
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国宝『諸尊仏龕』

仏龕(ぶつがん)は、仏像や位牌など礼拝の対象を安置するための厨子や小室で、携帯できる小型の厨子からバーミヤンの石窟など大型のものまで、様々な形態がある。 この諸尊仏龕は、白檀で作られた高さ23cm弱の小型厨子で、両扉を開くと中には多くの仏像が厨子と同じ一木から掘り出されている。 空海が遣唐使船で留学した時に、師の恵果から譲られて日本に請来したとする伝承があり、帰国後の空海が日々礼拝した枕本尊といわれる。

諸尊仏龕(しょそんぶつがん)は、両扉を開けた中央に大きく釈迦如来坐像を配し、周りには釈迦の十大弟子と金剛力士を、向かって右扉には観音菩薩を中心に7尊、左扉には弥勒菩薩と中心に7尊、下部には天部や獅子などが彫られている。 

この国宝を観るには

高野山内の文化財を管理・展示する「霊宝館」で数年に1度は公開される。 博物館などでの特別展に出展されることもある。

公開履歴

2021/4/17~11/28 高野山霊宝館「高野山の名宝
2018/10/13~2019~1/14 高野山霊宝館「”香り”の荘厳」

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-275
【指定番号】00111-00
【種別】彫刻
【指定名称】木造諸尊仏龕
【ふりがな】もくぞうしょそんぶつがん
【員数】1基
【国】中国
【時代・年】唐時代、1486年
【附指定】銅製厨子 1基
【附ト書】底に文明十八年卯月八日作之の刻銘がある
【所有者】金剛峯寺
【重文指定日】1908.01.10
【国宝指定日】1964.05.26
【説明】白檀【びゃくだん】かとおもわれる堅い材でつくった八角筒形の仏龕【ぶつがん】で、これを中央と左右の三つの部分に分け、ここに仏、菩薩、侍者など二十五体の像を刻んでいる。わずか二十三センチの小さな龕ではあるが、それぞれ異なる諸尊の表情、にぎやかな装身具、こまかい衣文【えもん】など、その精緻な技法は中国唐代に多く作られたこの種の龕像のなかでも屈指のものである。弘法大師の請来【しようらい】と伝えて大切に取り扱われたことが、附【つけたり】の銅製厨子【ずし】によっても知られる。

出典:国指定文化財等データベース一部抜

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