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情報|愛媛県美術館「国宝 高野山 金剛峯寺」2022/10/1~11/20[愛媛]

情報-博物館・美術館

国宝 高野山 金剛峯寺 展

日本仏教界のスーパースター弘法大師空海は、日本に真言密教を伝えるとともに、当時最先端だった唐の文化や技術をもたらし、三筆と称される書の名人でもあり、関連する様々な文物が国宝に指定されています。 空海は774年生まれで、令和5年(2023年)は誕生から1250年の記念年です。 そして、この展覧会の主催に名前のある「あいテレビ」さんは開局から30周年という事で、空海が晩年を過ごした高野山から名宝をたくさん迎えての展覧会が開かれるようです。

実は、四国には何度かしか行ったことがなく、愛媛県美術館で高野山展と聞いた時には、一瞬???となりましたが、すぐに空海が香川県の出身で、四国はお遍路さんの土地だという事を思い出しました。 四国の皆さま、失礼いたしました。

去年は高野山霊宝館で名品ザクザクの展覧会が開かれましたが、そちらでも公開された名品が数多く出展されます。 高野山には、三大秘宝と呼ばれる空海ゆかりの品物があり、その内の国宝2つ『諸尊仏龕』『聾瞽指帰』が出展されます。 ちなみに、三大秘宝のもう1つは、重要文化財の「飛行三鈷杵」で、今回はお留守番のようです。 高野山には慶派の仏像が多く残っていますが、特に有名な運慶作の『八大童子像』から「恵光童子」「烏俱婆伽童子」がお目見えです。

愛媛県美術館「国宝 高野山 金剛峯寺」チラシより

この展覧会で観られる国宝

この展覧会で公開されるのは、全て高野山金剛峯寺の所蔵です。

諸尊仏龕

仏龕(ぶつがん)は仏を納める厨子のようなもので、仏龕いっぱいに諸尊(=数多くの仏)が彫られています。 高さ23cmという小型のものですが、香木の白檀から彫り出されていて、細かい細工が見事です。 空海が唐で、師の恵果から譲られたというもので、空海が枕本尊として日々礼拝したという伝承があります。

八大童子立像

運慶の代表作の1つで、8躯の内の2躯は後補ですが、残りは非常に良い状態で残っています。 不動明王の眷属としてよく登場するのは、八大童子にも含まれる矜羯羅童子と制吒迦童子で、この作品でも特に人気がありますが、その他の童子たちもそれぞれに可愛らしいんです。 今回は特に気の強そうな「恵光童子」と「烏俱婆伽童子」が登場します。

宝簡集・又続宝簡集

10/1~10/23「大田庄地頭大田康継同康連連署陳状案」
10/15~11/6「北条義時請文」
10/25~11/20「大田庄嘉禎検注目録」

高野山の金剛峯寺や塔頭には膨大な数の書状や古文書がありますが、江戸時代にその中から重要なものを集めて巻物や冊子に仕立てられたのが、宝簡集・続宝簡集・又続宝簡集で、それぞれ数十~百数十巻(帖)あります。 3期間に分けて展示替えがあります。

聾瞽指帰(空海筆)

10/1~10/14、11/7~11/20のみ公開、この期間以外は複製を展示

高野山の三大秘宝の1つで、若き空海が出家の志を親族に表明した文書で、空海の真筆の中では最も古く、唐に渡る前の唯一の書だと考えられています。

善女竜王像(定智筆)

10/1~10/23のみ公開

空海が、京都の御所にあった神泉苑で雨乞いを行ったのは有名な話ですが、その時は祈祷でインドから善女龍王を呼び寄せて雨を降らせたのだそうです。 この絵は平安時代後期の絵仏師「定智」が描いたもので、中国風の衣装を着けた男性の姿をしています。

松山市で観られる国宝

愛媛県美術館は、松山市の中心地、松山城の一角にあります。 風情のある道後温泉も近いですし、市内には3つの国宝建造物があります。 全国旅行支援のキャンペーンも始まりますので、展覧会と寺社巡りをした後は、ゆったり温泉に入って鯛飯でも食べるというのはどうでしょうか。

石手寺 二王門

八十八か所の51番目「石手寺」は、道後温泉から徒歩圏内にあり、参道を抜けた正面に国宝の二王門があります。 江戸時代に編纂された伊予の地に関する資料では、文保2年(1318年)に河野通継によって建立されたとあります。

門の左右には力強い仁王様が安置されていて、2021年に国の重要文化財に指定されたばかりです。

国宝『石手寺 二王門』

太山寺 本堂

八十八か所の52番目「太山寺」はかなり大きな寺院で、山をかなり登った先にあります。 坂道はかなりキツいですが、広々とした境内には見どころも多いので、気候の良い日に挑戦してみて下さい。

鎌倉時代に建てられた本堂は、密教寺院の本堂としては国内有数の大きさだそうです。 和様に大仏様や禅宗様の特徴が取り入れられ、内陣が土間になっているのも珍しいのではないでしょうか。

国宝『太山寺 本堂』

大宝寺 本堂

こちらは上2つの寺院に比べるとこじんまりしていますが、鎌倉時代前期に建てられた本堂は、平安時代の阿弥陀堂の形式で、とても優美な建物です。

写真の右に写っている桜の枝は、小泉八雲の「怪談」に出てくる「うば桜」ゆかりの桜の木で、この寺に願掛けして産まれた娘が病になるが、乳母が身代わりにと祈って亡くなってしまい、乳母の遺言で植えられた桜だという事です。

展覧会 概要

日程:2022/10/1~11/20
休館:10/4(火)、11(火)、17(月)、24(月)、31(月)、11/8(火)、14(月)
時間:9:40~18:00(入館は30分前まで)
料金:一般¥1,500、大高生¥900、小中生¥700

愛媛県美術館 公式サイト

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