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短刀 無銘正宗(名物 庖丁正宗)[永青文庫/東京]

国宝DB-刀剣

国宝『短刀 無銘正宗』名物 庖丁正宗

相模国(現在の神奈川県)の刀工「正宗」による短刀で、正宗の他の大半の刀剣と同様に無銘。 「包丁(庖丁)正宗」の名物名があり、これは短刀の幅が広く、外見が包丁に似ていることからきており、この名で呼ばれる短刀3口のうちの1つ。 いずれも大名家に伝わった「包丁正宗」は、3口とも国宝に指定されている。

元は、外交僧として毛利家に仕え、関ヶ原の合戦で西軍につき石田三成らと斬首された「安国寺恵瓊」が所持していた。 安国寺恵瓊を捕らえた奥平信昌が、包丁正宗と共に家康に引き渡すと、家康は褒美として包丁正宗を信昌に与えた。 信昌から子の松平忠明に譲られ、転封を経て武州忍藩松平家に伝わった。 近代に数名の所有者を経て細川護立が購入し、現在は永青文庫の所蔵となる。

熊本県立美術館チラシより

この国宝を観るには

所有する永青文庫や、細川家ゆかりの特別展が開かれることの多い熊本県立美術館で公開されることがある。 それほど頻繁ではない。

公開履歴

2020/9/18~11/8 熊本県立美術館「歴史を超えて 細川家の名宝
2017/7/15~8/6 熊本県立美術館「大熊本県立美術館展 リターンズ」
2014/10/4~12/23 永青文庫「国宝の刀― 伝えられた武士の心」
2012/1/1~3/4 九州国立博物館「細川家の至宝」

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-358
【指定番号】00070-00
【指定名称】短刀〈無銘正宗(名物庖丁正宗)/〉
【ふりがな】たんとう(むめいまさむね(めいぶつほうちょうまさむね)
【員数】1口
【時代・年】鎌倉時代
【作者】相模国正宗
【寸法・重量】長21.8cm、反僅か、元幅4.8cm
【品質・形状】平造、庵棟、重ね甚だ薄く、身幅広く、寸詰り、僅かに反る。鍛板目、地沸厚くつき、地景入る。刃文湾れに耳形の刃を交え、表裏に洲を焼き、匂口冴えて小沸よくつき、金筋かかる。
【画賛・銘等】無銘
【所有者】永青文庫
【国宝指定日】1952.11.22
【説明】相州正宗の作で、その異風な姿から包丁正宗と号し、享保名物帳に所載がある。出来が優れ正宗の作風を良く示す一口で、一時は安国寺恵瓊の愛刀であった。

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋
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