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情報|熊本県立美術館「歴史をこえて 細川家の名宝」2020/9/18~11/8[熊本]

情報-博物館・美術館

歴史をこえて 細川家の名宝

熊本城公園の中にある「熊本県立美術館」は、細川コレクション展示室が常設されているほどで、永青文庫の所蔵品など細川家ゆかりの美術品を多く観ることができます。 本館には「装飾古墳室」もあって、九州の北~中部に多い石室や石棺に絵画や彩色がほどこされた「装飾古墳」の現物やレプリカが常設展示されているようです。

年に3~4回は特別展がありますが、この秋は永青文庫の70周年を記念した展覧会で、熊本では10年ぶりに国宝『金銀錯狩猟文鏡』通称「細川ミラー」が公開されます。 茶道具の名品や、宮本武蔵や伝雪舟の絵画など、細川家に伝来した品々や、「美術の殿様」と呼ばれた16代の護立公の幅広いコレクションまで、永青文庫の多様な美術品の展覧会です。 県立美術館とはいえ、この展覧会が¥280で観られるとは・・・、お近くの方がうらやましい限りです。

熊本県立美術館「歴史をこえて 細川家の名宝」チラシ

この展覧会で観られる国宝

金銀錯狩猟文鏡

前期(9/18~10/18)のみ
中国の戦国時代に作られた鏡で、背面には「金銀錯」という技法で、狩猟をする人物や鳥獣が描かれています。 近くで観ると、とても細かい細工がされている美しい工芸品です。 展覧会チラシの表にも使われている、展覧会の目玉の1つです。

金彩鳥獣雲文銅盤

後期(10/20~11/8)のみ
細川ミラーと交替で、後期に展示されるのがこの銅盤で、細川ミラーよりも新しいですが、それでも約2000年も前のものです。 実は、今年2~4月に東京の永青文庫でも前後期で公開されたのですが、新型コロナの流行で会期が途中で終了したので、この銅盤はわすかの間しか展示されなかったのです。

短刀 無銘正宗(名物 庖丁正宗)

その幅広い形から「包丁正宗」と呼ばれる、名工「正宗」による短刀で、世に3口ある包丁正宗のうちの1つです。 「のたれ」と呼ばれる、ゆったりと波打つような刃文が美しい短刀です。

熊本県立美術館「歴史をこえて 細川家の名宝」チラシ

展覧会 概要

日程:2020/9/18~11/8(前期:~10/18、後期:10/20~)
休日:毎月曜日(祝日は開館し、翌平日が休館)
時間:9:30~17:15(入館は30分前まで)
料金:一般¥280、大学生¥170
※10/12は、障がいのある方々のための鑑賞デー

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