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国宝-工芸|太刀 銘 吉房[ふくやま美術館/広島]

国宝データ-刀剣
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福岡一文字 吉房のこと

福岡一文字派は、備前国長船町福岡を本拠地とした刀工集団で、後鳥羽院に召され「御番鍛冶」となった則宗が、茎(手に持つ部分)に名前などではなく「一」の銘を刻んだので、一文字派と呼ばれる。

鎌倉時代中期を代表する刀工で、福岡一文字派の助房の子だといわれ、華やかな丁子刃を得意とした。 有名な『岡田切』など、5口の刀剣が国宝に指定されている。 吉房の作には「吉房」と銘を切るものが多いが作風に幅があるため、同名の刀工が複数存在する説や、1人の刀工の年代による作風の変化とする説など、諸説ある。

国宝『太刀 銘 吉房』

ふくやま美術館が所蔵する「吉房」銘の入った太刀は、後世に太刀の長さを短くする「磨上げ」をしておらず、長さ約74cmと作られた当時の豪壮な姿を残し、一文字派の特徴の1つである華やかな丁子の刃文を焼く。 徳川将軍家に伝来したもので、4代将軍の家綱から、後に6代将軍家宣になる甲府宰相の徳川綱豊の元服祝いで贈られたもの。 

この国宝を観るには

小松コレクションとして福山市に寄贈され、ふくやま美術館で年に1度は観ることができる。

公開履歴

2021/5/13~6/20 ふくやま美術館
2019/12/18~2020/4/5 ふくやま美術館「所蔵品展」

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-455
【指定番号】00164-00
【種別】工芸品
【指定名称】太刀〈銘吉房/〉
【ふりがな】たち〈めいよしふさ〉
【員数】1口
【国】日本
【時代・年】鎌倉時代
【寸法・重量】身長74.0cm、反り3.5cm、元幅3.2cm、先幅2.2cm、鋒長3.6cm、茎長21.0cm
【品質・形状】鎬造、庵棟、身幅広く、重ね厚く、鋒猪首。腰反高く踏張りある太刀姿。鍛小板目肌約み、乱映りあざやかに立つ。刃文大丁子重花交じり華やかに、匂口締まり、足葉よく入り
【画賛・銘等】「吉房」
【所在地】ふくやま美術館
【重文指定日】1931.12.14
【国宝指定日】1955.02.02
【説明】福岡一文字吉房の作である。身幅が広く猪首鋒の堂々とした太刀で、鍛は福岡一文字によく見られるやや肌立つ小板目に映りがよく現れ、刃文も大房丁子や袋丁子などを交えた吉房の典型的なものである。鎌倉時代中期の一文字派最盛期における作風で、地刃健全である。

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋
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