刀 金象嵌銘光忠光徳花押 生駒讃岐守所持(生駒光忠)[永青文庫/東京]

刀 金象嵌銘光忠光徳花押 生駒讃岐守所持(生駒光忠)[永青文庫/東京]

国宝『刀 金象嵌銘光忠光徳花押 生駒讃岐守所持(生駒光忠)』

鎌倉時代中期頃に備前(現在の岡山県)で活躍した刀工で、備前長船派の始祖とされる「光忠」による刀。 金象嵌銘は、作者が入れる銘ではなく、後世の鑑定家などが入れたもので、作者を比定して銘としたり、鑑定した自身の銘を入れることもあった。 本刀は、本阿弥光徳が極めて「光忠」の銘と自身の花押を表に、裏に「生駒讃岐守所持」と、金象嵌で入れている。

豊臣秀吉に仕えた武将「生駒親正」の所有であったため「生駒光忠」と号される。 関が原で東軍についた生駒家は、江戸時代に入ってからも讃岐の領土を安堵されるが、お家騒動の「生駒騒動」で改易となり、その後旗本に復されるが生駒光忠の所有については不明。 明治33年(1900年)に、細川家の第16代「細川護立」候爵が購入し、現在は永青文庫が所蔵する。 美術コレクターとしても名を馳せる護立公が、小遣いを前借して最初に購入した刀だといわれる。

この国宝を観るには

所蔵する永青文庫での展覧会や、熊本県立美術館での細川家関連の展覧会に出展されることがあるほか、他館の特別展などへ貸し出されることもある。

公開履歴

2020/9/12~11/29 永青文庫「永青文庫名品展細川護立コレクション

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-456
【指定番号】00161-00
【指定名称】刀〈金象嵌銘光忠 光徳花押/生駒讃岐守所持〉(生駒光忠)
【ふりがな】たな〈きんぞうがんめいみつただ みつのりかおう/いこまさぬきのかみしょじ〉(いこまみつただ)
【員数】1口
【時代・年】鎌倉時代
【寸法・重量】長68.4cm、反2cm、元幅3.1cm、先幅2.3cm、鋒長3.3cm
【品質・形状】鎬造、庵棟、猪首鋒、身幅広く、重ねやや厚く反りの浅い姿である。鍛小板目肌よく約み地沸つき、乱映りよく立ち鉄色冴える。
【画賛・銘等】「金象嵌銘光忠光徳(花押)」、「生駒讃岐守所持」の銘がある。
【所有者】永青文庫
【国宝指定日】1955.02.02
【説明】備前長船光忠の作で、本阿弥光徳の極めである。光徳の筆からみて慶長末年の象嵌と考えられる。豊臣秀吉に仕えて讃岐全国を領した生駒讃岐守親正の所持名があり、世に生駒光忠と号して名高い一口である。

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋

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