金銅能作生塔[長福寺/奈良]

金銅能作生塔[長福寺/奈良]

能作生塔とは

塔は仏教では仏舎利を納めるものだが、これは「能作生玉」(納作生珠や如意宝珠とも)を納めるもの。 如意宝珠は物事が意のままになるといわれ、吉祥天などが手に持ったり、塔の屋根の先にある金属製の相輪の先端に付けられる。

国宝『金銅能作生塔』

鎌倉時代に作られた金銅製(銅に金メッキ)の能作生塔で、高さは26cmほど。 中央の球を入れる膨らんだ部分は、細かい粒が密集する「魚々子地(ななこじ)」に、唐草と花を組み合わせた「宝相華模様」が浮き上がり、中央でわかれて蝶番で留められる。

金銅能作生塔

この国宝を観るには

東京国立博物館に寄託されており、1~3年に1度は展示される。

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-464
【指定番号】00172-00
【指定名称】金銅能作生塔
【よみかた】こんどうのうさしょうとう
【国・時代】鎌倉時代
【寸法・重量】総高26.5cm 台座径10.7cm
【所在地】東京国立博物館
【所有者】長福寺(奈良県)
【重文指定日】1909年9月21日
【国宝指定日】1955年2月2日
【解説】宝瓶に仏舎利を納めるのは一般的に行われることであるが、本塔のように積み重ねの各部分に変化を与え、それが統一した構成になっていることは、まさに納作生珠の容器として相応しい表現である。また、その精緻端整な意匠や技法は鎌倉時代の金工技術の発展と特色をみせる。

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋

鑑賞ログ

2018.8.31

東京国立博物館常設展
ちょっと中東っぽい?アラジンのランプのよう。「納作生玉」(納作生珠?)を納める入れ物らしいです。納作生玉はパワーストーンみたいなものでしょうか?
真ん中が膨らんでいるのはそのためなんですね。

2014年

東京国立博物館 「国宝展」

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