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国宝-工芸|刀 無銘 則房[九州国立博物館]

国宝DB-刀剣

国宝『刀 無銘 則房』

作者の則房は、鎌倉時代中期に備前(現在の岡山県)福岡一文字派の刀工として活躍した後、備中の片山に移り「片山一文字派」と呼ばれるようになる。 一文字派の特徴である、華やかな丁子乱れの刃文を得意とした。 則房の作ではこの刀の他に、ふくやま美術館が所蔵する『太刀 銘 則房』が国宝に指定されている。

太刀は、騎馬戦から対人戦への変化によって、手に持つ側の茎(なかご)を切って短くする「磨上げ」が行われるようになるが、この刀は茎がほとんど残らない「大磨上げ」がされている。 銘はないが則房の作と極められたもので、詳しい伝来は明らかになっていないが、刀剣の手元側に嵌める金具の鎺(はばき)の出来と葵紋から、徳川将軍家に関係があるとされる。

この国宝を観るには

現在は九州国立博物館に所蔵されており、同館で1~2年に1度は公開されている。

公開履歴

2022/1/18~3/13 九州国立博物館 文化交流展示室
2020/1/1~2/24 九州国立博物館「刀剣ことはじめ」
2019/6/4~7/15 九州国立博物館 文化交流展示室

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-468
【指定番号】00176-00
【種別】工芸品
【指定名称】刀〈無銘則房/〉
【ふりがな】かたな〈むめいのりふさ〉
【員数】1口
【国】日本
【時代・年】鎌倉時代
【作者】則房
【寸法・重量】身長69.3cm、反2.7cm、元幅2.9cm、先幅2.3cm
【品質・形状】鎬造、庵棟、鋒猪首ごころ重ね薄目。鍛小板目肌よく約み、乱映り立つ。刃文丁子乱華やかにして重花を交え、匂深く足葉よく入り所どころ逆ごころ。帽子乱れ込み先小丸。
【所在地】九州国立博物館
【重文指定日】1939.05.27
【国宝指定日】1955.06.22
【説明】大磨上無銘であるが、作風から見ていわゆる片山一文字則房の所伝を首肯すべきものであり、同作中の白眉と称すべき作である。地刃共に健全である。

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋
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