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国宝-工芸|小太刀 銘 来国俊(黒漆蛭巻太刀拵)[二荒山神社/栃木]

国宝DB-刀剣

国宝『小太刀 銘 来国俊(黒漆蛭巻太刀拵)』

鎌倉時代中期に山城国(現在の京都府)で興った刀工集団「来派」には、「国俊」と銘を切るものと「来国俊」と3字で切るものがおり、作風も異なることから別人とされるが、同人物の作風の違いとする説もある。

太刀の中でも60cm以下の小さめの太刀を「小太刀」といい、この小太刀は刃長54.4cmと、国宝に指定された中では最も小さい。 主に騎馬での佩刀で発展した太刀は、後世に地上戦が主流になると刃長を短くする磨上げが行われるが、この小太刀は磨上げを行わない「生ぶ茎」で、茎の形は衛府の太刀にみられる「雉子股」になっている。

細い帯状の金属板をらせん状に鞘に巻き付ける「蛭巻」の拵があり、刀身と同時代頃に作られたとみられる。 鞘には「奉寄進金子玄忠(花押)」の朱書きがあるが、この人物についての詳細は不明。

この国宝を観るには

東京国立博物館に寄託されているようだが、公開はあまり多くない。 二荒山神社が所蔵するもう1点の国宝『大太刀 銘 備州長船倫光 貞治五年二月日』は、中禅寺湖畔にある二荒山神社中宮祠の宝物館で常時展示されている。

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-498
【指定番号】00202-00
【種別】工芸品
【指定名称】{小太刀〈銘来国俊/〉/黒漆蛭巻太刀拵}
【ふりがな】こだち〈めいらいくにとし〉/こくしつひるまきたちこしらえ
【員数】1口
【国】日本
【時代・年】鎌倉時代
【作者】来国俊
【所有者】二荒山神社
【重文指定日】1912.02.08
【国宝指定日】1957.02.19

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋
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