短刀 銘 吉光(名物厚藤四郎)[東京国立博物館]

短刀 銘 吉光(名物厚藤四郎)[東京国立博物館]

藤四郎吉光のこと

鎌倉中期頃に山城国(現在の京都府)で活躍した、粟田口派の刀工「藤四郎吉光」は短刀の名手で、秀吉に「天下の三名工」といわれたほどだが、年が彫ってあるものが少なく詳しい活躍年代などはわからない。

国宝『短刀 銘 吉光』名物 厚藤四郎

吉光作の4口の刀剣(短刀3口、剣1口)のうちの1点で、厚みが通常の倍ほどの1cmを超えることから「厚藤四郎」と号される。 刃と峰の間に角度がない平造りで、刃文は直刃だが部分にのたれが入る。

足利将軍家の所有「東山御物」で、室町時代にはすでに名物とされていた。 足利将軍家を出るといくつかの手を経て、黒田官兵衛(如水)から豊臣秀次に献上され、秀次没後は毛利家に渡る。 毛利から徳川将軍家に献上され、東京国立博物館が一橋家から買い上げた。

国宝 短刀(名物厚藤四郎)銘吉光[東京国立博物館]
国宝 短刀(名物厚藤四郎)銘吉光[東京国立博物館]
国宝 短刀(名物厚藤四郎)銘吉光[東京国立博物館]

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-00474
【指定番号】00183-00
【指定名称】短刀〈銘吉光(名物厚藤四郎)/〉
【よみかた】たんとう〈めいよしみつ(めいぶつあつとうしろう)〉
【員数】1口
【国・時代】鎌倉時代
【作者】藤四郎吉光
【保管施設】東京国立博物館
【重文指定日】1955.06.22
【国宝指定日】1956.06.28

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋

鑑賞ログ

2018年8月

東京国立博物館通常展
平造りで直刃なので、とてもおっとりした印象です。 横に回り込むとたしかに厚みがありますが、正面からだとエレガントな印象です。

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