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国宝-工芸|木画経箱[東京国立博物館]

国宝DB-工芸

木画とは

様々な色合いの木や、象牙や動物の角など、色の異なる素材を組み合わせて模様や絵柄を表現する技法。 古くはツタンカーメンの宝物にもみられ、ペルシャからシルクロード経由で日本にもたらされ、奈良時代に盛んに作られ正倉院宝物にも作例がある。

木画経箱[東京国立博物館]

国宝『木画経箱』

文化財の指定は『沈香木画箱』とされており、名前の通り香木の「沈香(じんこう)」の薄い木片をひし形に切って並べ、ダイヤ模様になっている。 木片の間には、ごく薄い象牙で同様に薄い黒檀を挟んだもので、線を嵌めこまれている。 両手を広げた程度の大きさで、経箱として使われていたものだという。

木画経箱[東京国立博物館]

公開履歴

2025/1/2~3/16 東京国立博物館 法隆寺宝物館
2022/10/18~12/18 東京国立博物館 150周年「国宝 東京国立博物館のすべて
2021/7/24~8/22 京都国立博物館「京の国宝
2021/3/2~4/25 東京国立博物館 法隆寺宝物館
2020/2/18~4/12 2/26 東京国立博物館 法隆寺宝物館 ★新型コロナウイルスで2/27~休館
2019/2/19~4/14 東京国立博物館 法隆寺宝物館

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-546
【指定番号】00247-00
【種別】工芸品
【指定名称】沈香木画箱〈/(法隆寺献納)〉
【ふりがな】じんこうもくがのはこ
【員数】1合
【国】日本
【時代・年】奈良時代
【所在地】東京国立博物館
【重文指定日】1959.06.27
【国宝指定日】1965.05.29
【説明】長方形、印籠蓋「いんろうぶた」造りの箱で、朴の木に香木の一種である沈香の板を外面に石畳模様に貼り付け、その界線には牙「げ」を嵌入(がんにゆう)している。その伝来については寺の記録にのっていないが、経箱として使用されたと伝えられ、奈良の制作とみとめられる。

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋

鑑賞ログ

2019年4月

法隆寺宝物館2F上がってすぐのロビーのような場所に展示してありました。 ダイヤ柄が木片で出来ていて、奈良時代のものというより中世ヨーロッパのような雰囲気もしています。 聖遺物入れなんかが似合いそうな。 法隆寺でも経箱として使われていたようなので、おごそかな雰囲気は共通でしょうか。

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