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国宝-書跡典籍|古今和歌集(高野切) 巻第八[毛利博物館/山口]

国宝DB-書跡・典籍

古今和歌集のこと

平安時代の初期に、醍醐天皇の勅命で編纂された和歌集で、20巻に千を超える和歌が集められた。 紀友則・紀貫之・凡河内躬恒・壬生忠岑が選者となり、春夏秋冬や内容によって分類されている。

現存する最古の写本は「高野切」で、完本が3巻(全て国宝)と断簡がある。 高野切の通称名は、豊臣秀吉が所有していた断簡が、木喰応其(もくじきおうご)という高野山の僧を通じて高野山に伝来したことによる。 

国宝『古今和歌集』(高野切)巻第八

高野切の中で完本として残る3巻のうちの1つで、源兼行によるものだとする説が濃厚である。 同じ筆者だと考えられる巻に、個人蔵の国宝『巻第5』や、京都国立博物館の国宝『手鑑 藻塩草』に含まれる第二巻断簡などがある。 筆跡は、やや右上がりで躍動感があり力強い印象がある。

毛利博物館チラシから

この国宝を観るには

毛利博物館では、毎年秋に4件の国宝全てを展示する展覧会を開くので、そこで観ることができる。

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-596
【指定番号】00053-00
【種別】書跡・典籍
【指定名称】古今和歌集巻第八(高野切本)
【ふりがな】こきんわかしゅうまきだいはち
【員数】1巻
【時代・年】平安時代
【所在地】毛利博物館
【国宝指定日】1951.06.09

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋
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