大毘遮那成佛神変加持経(吉備由利願経)[西大寺/奈良]

大毘遮那成佛神変加持経(吉備由利願経)[西大寺/奈良]

国宝『大毘遮那成佛神変加持経』

聖武天皇に重用された吉備真備の娘(妹説もある)吉備由利は、自身も女官として出仕し、称徳天皇(孝謙天皇の重祚)の信頼を得る。 この経典は、吉備由利が天平神護2年(766年)に、称徳天皇のために発願した一切経の一部。 「大毘遮那成佛神変加持経」は、別名の「大日経」が有名で、密教の胎蔵界曼荼羅はこの経典によるもの。

一切経は西大寺の四王堂に納められ、当初は5282巻あったが、現在は複数の所有者に分かれて現存するものもある。 黄蘗に染められた楮紙(こうぞがみ)に、淡墨で界線を引き、大ぶりの字で写経されている。 後年(平安時代~戦国時代)に何回か、経典を読むためのヲコト点や墨書が書き入れられている。

この国宝を観るには

一部(または全部)は、奈良国立博物館に寄託されているようで、常設展で展示される場合がある。

公開履歴

2019/12/7~2020/1/13 奈良国立博物館「名品展(通常展)」

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-690
【指定番号】00170-00
【種別】書跡・典籍
【指定名称】大毘遮那成佛神変加持経
【ふりがな】だいびるしゃなじょうぶつじんぺんかじきょう
【員数】7巻
【国】日本
【時代・年】天平神護2年(766年)
【ト書】天平神護二年十月八日吉備由利願経
【所有者】西大寺
【国宝指定日】1953.03.31

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋

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