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長谷寺経(般若心経・阿弥陀経・法華経)[長谷寺/奈良]

国宝DB-書跡・典籍

国宝『長谷寺経』

鎌倉時代の装飾経で、「法華経」28巻とその開結経の「無量義経」「観普賢経」が1巻ずつ、阿弥陀経1巻と般若心経3巻の合計34巻が現存している。 室町時代の候補だが、この一式を納めた蒔絵の経箱も残っており、附として国宝に指定されている。

料紙は金銀箔で華やかに装飾され、金泥で引かれた界線に、隅で経文が書かれている。 「見返し」と呼ばれる巻頭部分には、金泥をふんだんに使い、群青や緑青など鮮やかな色彩で仏画などが描かれている。 経軸には水晶を使うなど、贅がこらされている。

この国宝を観るには

所有者は長谷寺だが、所在地については不明で、博物館に寄託されていると思われる。 特別展などに出展される場合がある。

公開履歴

2021/1/13~2/14 奈良国立博物館「珠玉の仏教美術」
2020/8/18~9/13 京都国立博物館「聖地をたずねて

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-742
【指定番号】00230-01
【指定名称】法華経
【ふりがな】ほけきょう
【員数】28巻

【台帳・管理ID】201-744
【指定番号】00230-02
【指定名称】観普賢経
【ふりがな】かんふげんきょう
【員数】1巻

【台帳・管理ID】201-743
【指定番号】00230-03
【指定名称】無量義経
【ふりがな】むりょうぎきょう
【員数】3巻

【台帳・管理ID】201-741
【指定番号】00230-04
【指定名称】阿弥陀経
【ふりがな】あみだきょう
【員数】1巻

【台帳・管理ID】201-740
【指定番号】00230-05
【指定名称】般若心経
【ふりがな】はんにゃしんぎょう
【員数】1巻
【附指定】蒔絵経箱1合

【種別】書跡・典籍
【時代・年】鎌倉時代
【所有者】長谷寺
【国宝指定日】1956.06.28

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋
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