大和国金峯山経塚出土品[金峯山寺/奈良]

大和国金峯山経塚出土品[金峯山寺/奈良]

国宝『金峯山経塚出土品』

寛弘4年(1007年)に埋納され、別に国宝指定を受けている『金銅藤原道長経筒』と一連のものだと考えられる。 元禄4年(1691年)に金峯山経塚から出土したと伝わる、経箱3点とそれに附する経残欠や経軸が、一括で国宝に指定されている。

金峯山経塚は大規模な経塚郡で、道長の他にも白河法皇や藤原師通など時の有力者が埋納したと記録に残る。 金銀鍍双鳥宝相華文経箱は、幅30cmほど、高さ・奥行とも15~16cmで、細かい細工がされている。

国宝指定の内容

金銀鍍双鳥宝相華文経箱 1合
金銅経箱 鷺脚台付 1合
金銅経箱 猫脚台付 1合
紺紙金字法華経残欠 7紙
紺紙金字観普賢経残欠 2紙
経軸 2本

金峯山経塚のこと

奈良県吉野の金峯山寺から熊野まで続く「大峯奥駈道」の途中にある大峰山(おおみねさん)山頂付近に、現在でも女人禁制の「大峯山寺(おおみねさんじ)」があり、護持院と呼ばれる付近の5つの寺が管理し宿坊も兼ねている。 金峯山経塚は大峯山寺の本堂付近で発見され、道長の経筒は単独で国宝に指定、経箱3点は一括で国宝に指定、その他は重要文化財に指定されている。

この国宝を観るには

金峯山寺の所有だが、金峯神社所有の国宝『金銅藤原道長経筒』と共に、京都国立博物館に寄託されており、同館で展示される場合がある。

2019/8/14~9/16 京都国立博物館「京博寄託の名宝展」

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-842
【指定番号】00010-00
【種別】考古資料
【指定名称】大和国金峯山経塚出土品
【ふりがな】やまとこくきんぷせんじきょうづかしゅつどひん
【員数】一括
【国】日本
【時代・年】寛弘4年(1007年)
【内容】金・銀鍍双鳥宝相華文経箱1合、金銅経箱(台付)2合
【附指定】紺紙金字法華経残欠7紙、紺紙金字観普賢経残欠2紙、経軸2本
【所在地】京都国立博物館
【所有者】金峯山寺
【国宝指定日】1952.11.22

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋

国宝データ 考古・歴史資料カテゴリの最新記事