金銅藤原道長経筒[金峯神社/奈良/京博寄託]

金銅藤原道長経筒[金峯神社/奈良/京博寄託]

国宝『金銅藤原道長経筒』

奈良県の金峯山経塚から発見された経筒で、表面には24行511字の銘文が刻まれており、藤原道長が41歳の寛弘4年(1007年)に埋納したことがわかる。 道長の生涯を記録した「御堂関白記」の年代とも一致し、道長自らが埋納したと記録されている。

形状は、高さ36cmほどの円筒状で、銅に金メッキが施されている。 経筒の底には「伴延助」と刻まれており、作者の名だと考えられている。 金峯山経塚からは11~13世紀の埋納品が出土しているが、この経筒はその中でも最古級のもので、これ以降に全国で経塚が流行するようになる。

京博寄託の名宝展 フライヤーより

金峯山経塚のこと

奈良県吉野の金峯山寺から熊野まで続く「大峯奥駈道」の途中にある大峰山(おおみねさん)山頂付近に、現在でも女人禁制の「大峯山寺(おおみねさんじ)」があり、護持院と呼ばれる付近の5つの寺が管理し宿坊も兼ねている。 金峯山経塚は大峯山寺の本堂付近で発見され、道長の経筒以外は国宝・重要文化財に指定され、東京国立博物館・京都国立博物館・五島美術館・奈良国立博物館で保管されている。

この国宝を観るには

所有者は、吉野の金峯山寺から南東に4kmほどの場所にある「金峯神社(きんぷじんじゃ)」だが、京都国立博物館に寄託されており、同館で時々展示される。

2019/8/14~9/16 京都国立博物館「京博寄託の名宝展」

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-840
【指定番号】00009-00
【種別】考古資料
【指定名称】金銅藤原道長経筒
【ふりがな】こんどうふじわらのみちながきょうづつ
【員数】1口
【国】日本
【時代・年】寛弘4年(1007年)
【ト書】寛弘四年八月十一日在銘/奈良県吉野郡金峯山経塚出土
【国宝指定日】1952.11.22

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋

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