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国宝-建築|石上神宮 出雲建雄神社 拝殿[奈良]

国宝DB-建築

石上神宮のこと

天理市にある布留山の山腹に位置する石上神宮は、古事記や日本書紀にも記載がみられるほど古い歴史がある。 ヤマト政権の軍事を掌った物部氏にゆかりが深く、古代では重要な存在であった。 鎌倉時代以降は、興福寺との抗争や、織田信長による破却などにあうが、明治期に復興をはたす。 現在は拝殿の奥に本殿があるが、明治時代までは本殿がなく、禁足地にご神体の剣が埋斎されていた。

国宝 石上神宮拝殿[奈良]

摂社 出雲建雄神社のこと

出雲建雄神社は石上神宮の摂社で、草薙剣の荒魂「出雲建雄神(いずもたけおのかみ)」がまつられる。 社伝によると、天武天皇の御代に、光り輝く剣の夢を見た神主が翌朝その地に行くと「吾は尾張氏の女が祭る神である。今この地に天降って、皇孫を保じ諸民を守ろう」と託宣があり、神宮前にまつったという。 江戸時代には本殿のご祭神の御子神とされ 、若宮と呼ばれていた。

国宝『拝殿』

かつて奈良県天理市にあり、明治の廃仏毀釈で廃寺となった「内山永久寺」の鎮守社の拝殿だったもので、大正3年(1914年)に移築された。 保延3年(1137年)の建立で、13~14世紀に大規模な改修が行われ、国宝の指定では正安2年(1300年)とされている。

桁行(正面)5間(柱の間が5つ)で、中央の1間は通路になる「割拝殿」で、この様式は同時期に建てられた国宝『桜井神社 拝殿』と同じである。 反りのある切妻屋根は檜皮葺きで、中央の通路部分には唐破風が付けられ、周囲にはぐるりと縁がめぐらされる。 

石上神宮 国宝『出雲建雄神社 拝殿』
石上神宮 国宝『出雲建雄神社 拝殿』
石上神宮 国宝『出雲建雄神社 拝殿』
石上神宮 国宝『出雲建雄神社 拝殿』

この国宝を観るには

石上神宮は開閉門時間があるが、この出雲建雄神社拝殿は楼門の外にあるので、いつでも観ることができる。 柵があり、出雲建雄神社側からしか観ることができず、通路を歩くことはできない。

石上神宮の国宝

文化財指定データ

【台帳・管理ID】102-2596
【指定番号】00168
【種別】近世以前/神社
【指定名称】石上神宮摂社出雲建雄神社拝殿
【ふりがな】いそのかみじんぐうせっしゃいずもたけおじんじゃはいでん
【員数】1棟
【時代・年】正安2年(1300年)
【構造・形式】桁行五間、梁間一間、一重、切妻造、中央通路唐破風造、檜皮葺
【所在地】奈良県天理市布留町
【国宝指定日】1954.03.20

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋
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