国宝-絵画|山越阿弥陀図[京都国立博物館]

国宝データ-絵画

国宝『山越阿弥陀図』

平安時代の中~後期に、臨終の時に念仏を唱えると、阿弥陀如来が迎えに来るという「来迎」思想が流行し、来迎の様子を仏像や仏画が作られた。 山越阿弥陀は鎌倉時代以降に現れる来迎図の一様式で、山の向こう側(=極楽浄土)から阿弥陀如来が姿を現している。 阿弥陀如来の手から糸を引き、臨終者に持たせて結縁することが行われたものもある。

山越阿弥陀の代表的な作品は、禅林寺(永観堂)の国宝『山越阿弥陀図』や、金戒光明寺の重要文化財「山越阿弥陀図屏風」があり、どちらも中央に正面を向いた巨大な阿弥陀如来を配置している。 この山越阿弥陀図は、その典型例から展開した様式で、右下に向かって降り立つような姿に描かれる。 中央の阿弥陀如来の左右には、観音菩薩や勢至菩薩など3躯ずつ、合計6躯の菩薩が描かれている。

朝日新聞社を創業した上野理一氏の旧蔵品だったので「上野本」と呼ばれたり、現在の所蔵が京都国立博物館であることから「京博本」などと呼ばれる。

この国宝を観るには

あまり機会は多くないが、京都国立博物館で数年に1度は公開される。

公開履歴

2021/2/2~3/7 京都国立博物館「新聞人のまなざし
2017/10/3~10/29 京都国立博物館「国宝」

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-10380
【指定番号】00076-00
【種別】絵画
【指定名称】絹本著色山越阿弥陀図
【ふりがな】けんぽんちゃくしょくやまごしあみだず
【員数】1幅
【国】日本
【時代・年】鎌倉時代
【所有者】京都国立博物館
【国宝指定日】1953.03.31

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋

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