国宝-絵画|山水図(雪舟筆)[個人蔵]

国宝データ-絵画

雪舟等楊のこと

室町時代に京都の相国寺で修行した禅僧で、水墨画を学び画僧となる。 大名の大内氏について周防国(現在の山口県)に移り、明へ2年間の留学をする。 帰国後は現在の中国地方~九州で活躍し、絵のほかに作庭なども手掛けた。 作品も比較的多く残っており、6点が国宝に指定され、これは画家の中では点数が一番多い。

国宝『山水図』

雪舟の最晩年に描かれたと考えられる山水図で、縦長の下部に山あいと楼閣に向かう人物が描きこまれ、奥には湖が見える。 上部に禅僧の詩を描きこむ「詩画軸」で、牧松周省と了庵桂悟の賛が書かれている。 

永正4年(1507年)に書かれた了庵桂悟の賛に「雪舟逝」とあり、この年は雪舟が生きていれば87歳にあたり、このような画賛は没後それほどの間を置かずに書かれることが多いため、この前年あたりに雪舟が亡くなったとする説がある。

倉敷出身で、倉敷紡績や現在のクラレなどの社長を務め、美術コレクターとしても高名で大原美術館を開館した、大原孫三郎氏の旧蔵品で、現在は孫三郎氏の孫で大原美術館理事長の大原謙一郎氏の所蔵となっている。 

公開履歴

2021/2/10~3/14 岡山県立美術館「雪舟と玉堂―ふたりの里帰り
2010/10/30~11/7 大原美術館「大原孫三郎 日本美術への眼差し」

雪舟の国宝絵画

秋冬山水図[東京国立博物館]
山水図(破墨山水図)[東京国立博物館]
慧可断臂図[斉年寺/愛知]
天橋立図[京都国立博物館]
四季山水図[毛利博物館/山口]

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-99
【指定番号】00096-00
【種別】絵画
【指定名称】紙本墨画淡彩山水図〈雪舟筆/〉
【ふりがな】しほんぼくがたんさいさんすいず
【員数】1幅
【国】日本
【時代・年】室町時代
【作者】雪舟
【ト書】牧松周省並ニ永正四年了庵桂悟の賛がある
【所在地】岡山県
【所有者】個人
【国宝指定日】1953.11.14

出典:国指定文化財等データベース一部抜
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