国宝-絵画|キトラ古墳壁画[奈良]

国宝データ-絵画

国宝『キトラ古墳壁画』

キトラ古墳は、奈良県明日香村にある直径14m弱ほどの二段の円墳で、7~8世紀頃に作られたと考えられる。 被葬者については不明だが、金属やガラスなどの副葬品から、皇族や高位にあった人物だと推察される。

昭和58年(1983年)からの調査で、石室内の壁画が確認されるが、カビの発生や漆喰の剥落があり、壁画は漆喰ごとはがして保管されることになった。 石室の内側には漆喰が塗られ、四方には「四神」と干支獣の頭に着衣の人間の体を組み合わせた「十二支」(発見は一部のみ)が、天井には「天文図」が描かれている。

天井 天文図
東壁 青龍・十二支「寅」
西壁 白虎・十二支「戌」
北壁 玄武・十二支「子」「丑」「亥」
南壁 朱雀・十二支「午」

キトラ古墳壁画公開チラシ2020年1~2月

キトラ古墳壁画体験館「四神の館」

キトラ古墳の北隣にあり、キトラ古墳の壁画や出土品の保管をするほか、展示施設も整備されている。 年に数度の公開はこの施設で行われ、その他の期間も原寸大のレプリカや、発掘道具などが展示される。

この国宝を観るには

壁画の現物は、春・夏・秋・冬に各1ヶ月ずつ「四神の館」で公開される。 公開は全てではなく、毎回どこか1~2か所分が選ばれる。 事前抽選の他、追加申し込みや、空きがあれば当日の申し込みも相談可能。 

キトラ古墳壁画特別公開 公式サイト

公開期間の前半1週間ほどは、近くにある国宝『高松塚古墳 壁画』の公開期間と重なることが多い。

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-11875
【指定番号】162-0
【種別】絵画
【指定名称】キトラ古墳壁画
【ふりがな】キトラこふんへきが
【員数】5面
【国】日本
【時代・年】7~8世紀
【寸法・重量】東壁:縦112.1×横203.7、南壁:縦95.7×横72.8、西壁:縦112.8×横204.2、北壁:縦112.2×横105.7、天井:縦105.8×横169.3(cm)
【品質・形状】漆喰下地著色・石室壁画
【所有者】国
【国宝指定日】2019.07.23
【説明】奈良県明日香村のキトラ古墳の石室壁画。四方の壁に四方と四季を司る青竜・朱雀・白虎・玄武の四神と、12の方角を守護する十二支、天井に天界の見取り図である天文図と、昼夜を司る太陽と月が描かれる。古代人の時空認識を今に伝える貴重な作例である。

出典:国指定文化財等データベース一部抜
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