国宝-絵画|阿弥陀聖衆来迎図[高野山有志八幡講十八箇院]

国宝データ-絵画

国宝『阿弥陀聖衆来迎図』

平安後期~鎌倉時代に興隆する「浄土信仰」は、阿弥陀を念じると極楽浄土へ往生できるというもので、臨終の「お迎え」=来迎に関する図像が多く作られた。 この来迎図は、大きさの異なる3幅の掛軸を並べて掛けると、大きな1つの大画面になるもので、中央は2m強の正方形、左右は横幅が1m強と半分の縦長となる。

中央に正面を向く阿弥陀如来を、左右にそれを取り巻くように雲に乗った菩薩が、たなびく雲に乗るように描かれる。 阿弥陀如来は二重円光背で蓮華座に坐し、截金の装飾はあるが唇以外には目立つ色彩がない。 菩薩は僧形のものも混ざり、阿弥陀如来とは対照的に白・赤・緑を中心に、華やかで明るい色彩で塗られている。

元は延暦寺にあったものだが、元亀2年(1571年)の織田信長の焼き討ちから救い出され、高野山に納められた。 所有者の「有志八幡講十八箇院」は、高野山内の18の塔頭が集まる団体で、他に国宝『五大力菩薩像』を所有し、公開は高野山霊宝館で行われる。

この国宝を観るには

高野山の文化財は、高野山内にある霊宝館で交互に公開されるが、この来迎図は公開の機会が数年に1度ほどと少なく、公開期間も短い。

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-28
【指定番号】00025-00
【種別】絵画
【指定名称】絹本著色阿弥陀聖衆来迎図
【ふりがな】けんぽんちゃくしょくあみだしょうじゅうらいごうず
【員数】3幅
【国】日本
【時代・年】平安時代
【所有者】有志八幡講
【国宝指定日】1951.06.09

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋
タイトルとURLをコピーしました