江戸絵画の文雅─魅惑の18世紀
先日の仙厓さんを観に行った方も多い出光美術館ですが、また魅力的な企画展が始まりました。「江戸絵画の文雅 ─魅惑の18世紀」として5つのテーマが組まれています。
最初のテーマが「孤高の美学―大雅・蕪村の競演」となっていて、サブタイトルの「~18世紀」はこれを中心に企画されたからでしょうか。 ここで国宝の与謝蕪村筆『夜色楼台図』が2週間だけ出展されます。 これは個人蔵なので、観られる機会は逃したくないですね。
次のテーマは「文雅の意匠―琳派のみやび」で、光琳を中心に宗達なども何点か出展されます。 それほど厳しく18世紀しばりはしていないようですね。 こちらの美術館ではおなじみの、光琳乾山兄弟の合作なども出展されます。
他に、禅画の特集では白隠さんのとってもカワイイ後ろ姿の達磨さんや、浮世絵の王朝風に見立てて描かれた肉筆画を集めた特集では「見立紫式部図」「見立女三の宮図」「見立江口の君図」の「見立三部作」(?!)もどんなものか気になりますね。
幅広い展示内容なので、何かが強烈に好き!というわけではない人でも楽しめそうな展示です。
この展覧会で観られる国宝
11/3~11/18
国宝『夜色楼台図』与謝蕪村筆
出光美術館
住所 東京都千代田区丸の内3-1-1
拝観時間 10:00~17:00、金は~19:00(入館は30分前まで)
休館日 毎月曜日(祝日の場合は翌平日)、展示替、年末年始など
入館料 通常:大人¥1,000、高校・大学生¥700、保護者同伴の中学生以下¥0
特別展 展示により異なる場合あり
割引 団体20名以上¥200引き、ぐるっとパス2018で¥200引き
交通 JR「有楽町」徒歩5分、有楽町線「有楽町」徒歩3分、各線「日比谷」徒歩3分
施設 茶室「朝夕菴」(見学のみ)、「ルオー室」「陶片室」展示あり
国宝 伴大納言絵詞、手鑑「見ぬ世の友」(二百二十九葉)
イベント ギャラリートーク、特別講座、会員制の水曜講演会
※訪問する時は最新の公式情報をご確認ください