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情報|永青文庫「―没後50年“美術の殿様”細川護立コレクション―」2020/9/12~11/8[東京]

情報-博物館・美術館

永青文庫名品展―没後50年“美術の殿様”細川護立コレクション―

室町時代には管領家をつとめ、江戸時代には一族の肥後細川家が熊本藩主になり、明治以降は侯爵位を叙された名門の細川家。 総理大臣を務められた18代護熙氏は、陶芸や書画で多くの優品を制作されていますが、お祖父様の16代護立氏も美術への造詣が深く、日本美術だけでなく海外の美術品も蒐集されたそうです。

永青文庫「―没後50年“美術の殿様” 細川護立コレクション―」チラシより

今年2020年は、護立氏の没後50年にあたるので、その記念として縁の美術品を集めた特別展です。 護立氏は、10代の頃から絵画や刀剣の蒐集を始め、やがてパトロン的な立場で近代日本画家の作品を多く購入しています。 今回は1件の国宝と、前後期あわせて14件の重要文化財、7件の重要美術品を含む名品展です。 美術品だけでなく、護立氏の写真や大礼服など愛用品も展示されるようですよ。

永青文庫「―没後50年“美術の殿様” 細川護立コレクション―」チラシより

絵画は、白隠や仙厓などの禅画と、大観や観山、菱田春草などの近代絵画がありますが、前後期で大きく展示替えされるようです。 今年、永青文庫の所蔵品の中から、松岡映丘「室君」と平福百穂の「豫譲」の2件が、重要文化財に指定されました。 この2点はどちらも前期に出展されるようです。

この展覧会で観られる国宝

国宝『刀 金象嵌銘光忠光徳花押 生駒讃岐守所持(生駒光忠)

備前長船派の始祖とされる「光忠」作の刀で、本阿弥光徳が極めて「光忠」の銘と自身の花押を表に、裏に「生駒讃岐守所持」と、金象嵌で入れています。 明治33年(1900年)に、護立氏が小遣いを前借して最初に購入した刀だといわれます。

展覧会 概要

期間:2020/9/12~11/8(前期~10/11、後期10/13~)
休日:毎月曜(9/21は開館し、9/23が休館)
時間:10:00~16:30(入館は30分前まで)
料金:一般¥1,000、シニア¥800、大高生¥500
公式サイト:http://www.eiseibunko.com/

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