FUSION~間島秀徳 Kinesis/水の宇宙&大倉コレクション~
6~8月の大倉集古館は、現代的な日本画家で、武蔵野美術大学の日本画教授もつとめておられる間島秀徳氏の最近の作品と、間島氏が選んだ館蔵品で構成される展覧会のようです。 チラシ中央には2枚の絵画が並んでいて、左は、間島氏が水の変成をテーマに描かれている連作「Kinesis」で、この展覧会のサブタイトルにもなっています。 右は川合玉堂の滝の絵で、こんな感じでご自身の作と並べてみたい絵画や工芸品が選ばれているようです。 作品リストを観ると、横山大観の「瀟湘八景」や、鈴木其一や谷文晁の山水図など、水を描いた作品が多そうなので、これからの暑い時期に観ると良さそうな展覧会です。
この展覧会で観られる国宝
随身庭騎絵巻
「随身(ずいしん)」は、高位の人が外出する時に付いた警備ですが、実際の警護よりも威儀の意味合いが強かったようで、イギリス王室の近衛兵の行進や交代式がイメージに近いかもしれません。 才色兼備で見目の良い人物が選ばれたようで、現代のアイドルのような人気があったようです。 この絵巻は実在の9名の随身が描かれていて、鎌倉時代に流行した「似せ絵」の手法で、表情が写実的で面白味があります。 今回のキュレーションで、どんな風に展示されるのか、楽しみです。
展覧会 概要
期間:2021/6/15~8/15
休館:月曜日(祝日は開館し、翌日が休館)、7/18は休館の可能性あり
時間:10:00~17:00(入館は30分前まで)
料金:一般¥1,300、大高生¥1,000、中学生以下無料
大倉集古館 公式サイト