龍谷ミュージアム
浄土真宗本願寺派の総本山である本願寺(西本願寺)の教育機関だった「学寮」が発展した「龍谷大学」は、仏教や東洋学の学部も持ち研究成果も多くあげています。 龍谷ミュージアムは、龍谷大学が運営する仏教総合博物館として、年に6回ほどの企画展を開いています。
龍谷の至宝展
今年は龍谷大学のルーツである西本願寺の学寮が創設されて380周年を迎える年で、その長い歴史を振り返る企画のようです。 本願寺に代々伝わる蔵書コレクション「写字台文庫」や、明治~大正期に仏教研究のため中央アジアに派遣した「大谷探検隊」が持ち帰った品々など、これまでの研究が網羅されています。
この展覧会で観られる国宝
類聚古集(るいじゅうこしゅう)
類聚古集は、平安時代後期に藤原敦隆が編纂した万葉集で、歌の種類(短歌・長歌など)に分け、更に春夏秋冬やテーマごとに分類したものです。 原本は失われていますが、早い段階で写されたこの国宝が、現存する唯一の写本です。 16帖の冊子で、一部には伏見天皇の花押があるものも残っています。
同時開催「仏教の思想と文化 ―インドから日本へ―」
企画展と同時に常設展も観られます。 サブタイトル「インドから日本へ」ということで、ガンダーラから中国を経由して日本まで、仏像・仏画や経典などの変換が観られるようです。
展覧会 概要
期間:2019/7/13~9/11
休日:月曜日、7/16、8/13(7/15、8/12、9/2、9/9は開館)
時間:10:00~17:00(受付は30分前まで)
料金:一般¥500、大学・シニア¥400、高校生¥300
公式サイト:https://museum.ryukoku.ac.jp/