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鑑賞ログ|扇の国、日本@サントリー美術館(後期)

国宝鑑賞ログ

扇の国、日本展

サントリー美術館「扇の国、日本」展は、12月下旬に大きな展示替えがありました。 国宝では、大阪四天王寺の『扇面法華経冊子』に替わって、 熊野速玉大社の『古神宝類』から「採絵桧扇」が出展されます。 通期展示の『東寺百合文書』も展示替えがあるようです。

基本的な構成は変わりません。 序章の「ここは扇の国」では、パリ万博に出展された扇3点が展示されますが全て展示替えで、英一蝶・谷文晁・歌川国芳になりました。 これらでジャポニズムが大ブレイクしたんですもんね。

第一章「扇の呪力」にさっそく国宝の桧扇が展示されています。 足利義満奉納で、金銀箔に色とりどりの絵が描かれています。 そして、12月中旬に出展された『扇面法華経冊子』を見逃した方に朗報! 扇面法華経冊子の断簡(見開き1ページ)を掛け軸にしたものが出展されていますよ。 これだけでも雰囲気は伝わってきます。

第二章「ながれゆく扇」は屏風など大型のものがおおいですが、それでも半分ほどは入れ替わったでしょうか? 前期にもあった「源氏物語絵巻 湖水54帖」は、扇だけでなく調度類が流水に乗る中に、源氏物語の場面が描かれたもの。展示が絵巻の後半になっていて嬉しいです。

第三章、第四章は、展示替えが少なめでしょうか? 展示替えをしていても屏風の右隻と左隻の入れ替えや冊子の場面替えなどで大きい印象は変わりませんが、華やかな展示が多いので、時間があれば和歌集や合戦図屏風などを細かく観ると色んな発見ができそうな展示。 中古の扇がコレクションされたり屏風にされたりしたようで、公家の息子が父親に頼んで中古の扇を譲ってもらうなんてほほえましい記録もあるようです。

第五章「花ひらく扇」は大部分が展示替えされていますが、基本的に同じ画家の絵が前後で入れ替わっているので、琳派や文人画、浮世絵など大きい構成は変わりません。 光琳の寿老図は愛嬌あふれるお目出度い画ですよ。 前期には出展のなかった河鍋暁斎の金太郎と山姥も出ていました。 次の企画は暁斎なんですよね。

最後の「ひろがる扇」は、扇のデザインのバリエーションで、ここも展示替え少なめですが、華やかな着物類は入れ替わって、お正月らしい展示になっています。

鑑賞ログ

サントリー美術館 基本情報

WEB    https://www.suntory.co.jp/sma/
住所   港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3階
拝観時間 10:00~18:00、金土は~20:00(入館は30分前まで)※12/29は18時まで
休館日  毎火曜日、展示替期間、12/30~1/1
入館料  大人¥1,300、大高校生¥1,000
割引   Webサイトに¥100クーポンあり
会員   メンバーズクラブ 1年間¥5,000で本人と同伴者1名が入館無料、他割引特典など
交通   都営大江戸線「六本木」直結、日比谷線「六本木」地下通路で約10分、千代田線「乃木坂」徒歩約7分
施設   カフェ、茶室「玄鳥庵」隈研吾デザインの立礼席と八畳の広間の組み合わせ
国宝   浮線綾螺鈿蒔絵手箱
イベント 月に2~3回「玄鳥庵」で点茶、トークイベント、キッズイベント
※訪問する時は最新の公式情報をご確認ください

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