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般若寺 楼門[奈良]

国宝DB-建築

般若寺のこと

飛鳥時代の創建で、奈良遷都後に聖武天皇が鬼門守護のため「大般若経」を埋めたため「般若寺」の寺名が付いたといわれる。 奈良~平安は千人もの学僧のいる大寺院だったが、平家の焼き討ちにあい伽藍を焼失する。 鎌倉時代に復興されるが、その後も兵火や荒廃にあうが、都度復興して現在に至っている。 夏~秋になると、境内を15万本ものコスモスが覆い尽くす「コスモス寺」として有名。

宗派:真言律宗
山号:法性山
本尊:八字文殊菩薩像

国宝『楼門』

平安末期に平家の焼き討ちにあった後、真言律宗の宗祖で西大寺を再興した「叡尊」によって伽藍の再建が行われる。 この楼門は伽藍回廊の西門で、奈良と京都を結ぶ「京街道」に面している。 再建当時は正門にあたる南大門や中大門も存在したが、現存するのはこの『楼門』のみ。 鎌倉再建時の建造物はこの楼門の他、楼門よりやや遅れて再建された重要文化財の「一切経蔵」のみ。

国宝『般若寺 楼門』境内から撮影

和様に大仏様を取り入れた形式で建てられ、楼門としては最古の遺構である。 二重(二階)で建てられ、下層は一間(柱と柱の間が1つ)だが、上層は三間となっている。 屋根は入母屋造で、軒が反っている。

国宝『般若寺 楼門』

この国宝を観るには

京街道に面して建っているため、正面から観るには寺の外に回ることになる。 京街道は、バス通りの「県道754号線」の1本西にある道で、住宅街の中を通る静かな道。 拝観料を払って寺内に入ると、楼門のすぐ真下まで行くことができる。

国宝『般若寺 楼門』京街道側から撮影

拝観情報

料金:大人¥500、中高生¥300、小学生¥100
時間:9:00~17:00(受付は30分前まで)12~3月は~16:00
住所:奈良市般若寺町221
交通:JR・近鉄奈良駅から「青山住宅行」「州見台八丁目行」で「般若寺」下車すぐ(近鉄奈良から10分ほど)
駐車場:あり(参拝者用)
公式サイト:http://www.hannyaji.com/index.html

文化財指定データ

【台帳・管理ID】102-2498
【指定番号】00122
【種別】近世以前/寺院
【指定名称】般若寺楼門
【ふりがな】はんにゃじろうもん
【員数】1棟
【時代・年】鎌倉前期、文永頃(1264-1274頃)
【構造・形式】一間一戸楼門、入母屋造、本瓦葺
【所有者】般若寺
【国宝指定日】1953.03.31

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋
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