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国宝-絵画|山水屏風[京都国立博物館]

国宝DB-絵画

国宝『山水屏風』

屏風は、貴族の邸宅の調度品として発達し、邸宅内で僧侶による祈祷が行われた時に用いられたことから、寺院での儀式でも使用されるようになる。 平安末期ごろからは、真言密教での「伝法灌頂」の儀式の調度品とされた。 この屏風は、東寺での灌頂の儀式で使用されていたもの。

やまと絵の1つ、中国風の風物を描く「唐絵」で、背景は日本風の穏やかな表現だが、人物は中国風の風俗をしている。 中央下部には庵に集う人々と、周辺に馬に乗って訪れた人などを描き、庵にいる老人は白楽天だとする説がある。 藤井良次という絵師による模本があり、附として国宝に指定されている。

国宝『山水屏風』京都国立博物館

この国宝を観るには

所蔵する京都国立博物館でも公開されることはあまり多くなく、大きい展覧会に出展されることがある。

公開履歴

2023/10/11~11/5 東京国立博物館「やまと絵
2021/7/24~8/22 京都国立博物館「京の国宝
2020/11/3~11/23 京都国立博物館「皇室の名宝
2019/3/26~4/21 東京国立博物館「国宝 東寺-空海と仏像曼荼羅
2017/11/14~11/26 京都国立博物館「国宝展」

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-00020
【指定番号】00018-00
【種別】絵画
【指定名称】絹本著色山水屏風〈/六曲屏風〉
【ふりがな】けんぽんちゃくしょくせんずいびょうぶ
【員数】1隻
【国】日本
【時代・年】平安時代
【附指定】絹本著色同模本(藤井良次筆)1隻
【所在地】京都国立博物館
【国宝指定日】1951.06.09

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋
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