釈迦金棺出現図[京都国立博物館]

釈迦金棺出現図[京都国立博物館]

国宝『釈迦金棺出現図』

平安後期の11世紀頃に描かれたと考えられ、縦160cm、横230cm弱の大画面に「摩訶摩耶経」の説話が描かれる。 釈迦が涅槃に入る時に、母の摩耶夫人(まやぶにん)が天界の忉利天(とうりてん)から駆け付けたが、間に合わず悲嘆に暮れていると、釈迦が神通力で起き上がり説法をしたという。 この画は、まさに釈迦が棺から起き上がったところを描いている。

涅槃図のように群衆が描かれており、華やかな彩色がされている。 釈迦はひと際大きく描かれ、多彩な群衆の中で截金をした金色に輝いている。 実業家で茶人や美術品コレクターとしても名高かった「松永耳庵(安左エ門)」の所蔵品で、没後に松永記念館から京都国立博物館に寄贈された。

この国宝を観るには

京都国立博物館でごくたまに公開されるほか、他の国立博物館で公開されることもある。

公開履歴

2018/1/2~1/28 東京国立博物館 国宝室
2017/10/3~10/29 京都国立博物館「国宝展」

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-23
【指定番号】00020-00
【種別】絵画
【指定名称】絹本著色釈迦金棺出現図
【ふりがな】けんぽんちゃくしょくしゃかきんかんしゅつげんず
【員数】1幅
【国】日本
【時代・年】平安時代
【所在地】京都国立博物館
【国宝指定日】1951.06.09
【説明】釈迦如来が涅槃に入った直後,摩耶夫人は天から駆けつけ,釈迦の金の棺に取りすがって嘆き悲しんだ。ときに,釈迦は神通力をもって棺の中から身を起こし,母のために説法したという,仏教説話を絵画化したもの。本図はこの主題を大画面に劇的に構成した平安時代後期の作品で,日本の仏教絵画を代表する傑作の一つといえる。160×229.5㎝。

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋

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