病草紙[京都国立博物館]

病草紙[京都国立博物館]

国宝『病草紙』

平安時代末~鎌倉時代に描かれた絵巻で、すでに断簡にされており、数がまとまって残る京都国立博物館蔵の9段10面が国宝に指定されている。 江戸時代の寛政期に作られた模本によると、この当時は15図が1巻で残っていた。 各所に分蔵される断簡から、さらに古い時代に断簡にされたと思われる図もあり、画風などから20図前後があったと考えられる。

様々な奇病や治療法が描かれ、病苦の様子を描いたものや、それを取り巻く人々が風俗図のように描かれたものもある。 周囲の人の表情などに「おかしみ」が見られるものもあり、病に対する興味で作られたか、地獄の様子などを描いた「六道絵」の1種とする説もある。

京都国立博物館蔵の画題は、「霍乱」「二形」「歯の揺らぐ男」「眼病」「風病」「小舌のある男」「尻に穴多き男」「陰虱をうつされた男」「口臭」の9段。

この国宝を観るには

所蔵する京都国立博物館の、常設展や展覧会に出展されることがあるが、機会はそれほど多くない。

公開履歴

2020/4/11~5/10 京都国立博物館「聖地をたずねて
2017/10/3~10/29 京都国立博物館「国宝」

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-38
【指定番号】00035-00
【種別】絵画
【指定名称】紙本著色病草紙
【員数】10面
【時代・年】鎌倉時代
【所有者】京都国立博物館
【国宝指定日】1952.03.29

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋

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