風神雷神図屏風 俵屋宗達筆[建仁寺/京都]

風神雷神図屏風 俵屋宗達筆[建仁寺/京都]

国宝『風神雷神図屏風』

琳派を代表する画家「俵屋宗達」による2曲1双(2枚で構成された屏風が2つで1セット)屏風で、向かって左の左隻には「雷神」が、右隻には「風神」が描かれている。 落款などは入っていないが古くから宗達作とされ、尾形光琳や酒井抱一も模写している。

風神雷神図屏風 左隻 雷神 パンフレットより抜粋

高さ170cmほどの屏風は全面に金箔が貼られ、墨をぼかすように使う「たらしこみ」の技法が雲に使われるなど、琳派の特色がよく出ている。 左隻の雷神は白い体に緑の衣で左上方に描かれ、中心側の足が前に出て左上方から降りてきたような印象を受ける。 右隻の風神は緑の体に白い風袋を持ち、右側の中ほどよりやや高い位置に描かれ右側から現れたような印象を受ける。 

風神雷神図屏風 右隻 風神 パンフレットより抜粋

俵屋宗達のこと

江戸時代初期の京都で「俵屋」という絵屋(絵画工房)を営んでおり、本阿弥光悦とともに琳派の始祖とされる。 俵屋は、屏風の他にも扇や料紙などを手掛けたほか、平家納経の修復に携わったり、朝廷からも依頼があったことが記録に残っている。

宗達は、当時一流の文化人とも交流があり、宗達の下絵に本阿弥光悦の書による合作や、公卿で歌人としても高名だった烏丸光広、茶人の千少庵などとの交流が記録に残る。 落款には「伊年」や、元は僧侶の位階だった法橋を授かってからのものと考えられる「法橋宗達」の署名に「対青軒」印を押したものもある。

この国宝を観るには

建仁寺が所有するが、京都国立博物館に所蔵されている。 非常に人気のある作品だがそれほど展示されず、3~4年に1度程度、特別展などに出展される。

2019/8/14~9/16 京都国立博物館「京博寄託の名宝展」

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-48
【指定番号】00043-00
【指定名称】紙本金地著色風神雷神図〈俵屋宗達筆/二曲屏風〉
【員数】1双
【時代・年】江戸時代
【作者】俵屋宗達
【所在地】京都国立博物館
【所有者】建仁寺
【国宝指定日】1952.03.29

出典:国指定文化財等データベース一部抜

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