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国宝-彫刻|地蔵菩薩立像[法隆寺/奈良]

国宝DB-彫刻

国宝『地蔵菩薩立像』

この地蔵菩薩は、元は大神神社(おおみわじんじゃ)の神宮寺で明治期に廃寺になった「大御輪寺(だいごりんじ、おおみわてら)」にあり、江戸末~明治初期の神仏分離令によって寺を離れた。 大御輪寺では、現在は聖林寺に移された国宝『十一面観音立像』の脇侍として安置され、四天王像や天蓋などに囲まれ、大変きらびやかだったという。 

平安時代に作られた像高173cmほどの立像は、内刳りをしないカヤの一木造りで、肉厚で重厚感がある。 一般的な地蔵菩薩は、錫杖を持ち手のひらに宝珠を乗せるが、この地蔵菩薩は左手に宝珠の付いた枝を胸にかかげ、右手は与願印を結んでいる。 

東京国立博物館チラシより

この国宝を観るには

法隆寺の宝物館「大宝蔵院」に常設展示されている。 大宝蔵院の入館は、伽藍の拝観料に含まれる。

法隆寺「大宝蔵院」

時間:8:00~17:00(11/4~2/21は~16:30)
料金:一般¥1,500、小学生¥750(東院・西院伽藍、大宝蔵院)
公式サイト:http://www.horyuji.or.jp/

寺外での公開

2022/2/5~3/27 奈良国立博物館「国宝 聖林寺十一面観音―三輪山信仰のみほとけ」
2021/6/22~9/12 東京国立博物館「国宝 聖林寺十一面観音―三輪山信仰のみほとけ

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-245
【指定番号】00082-00
【種別】彫刻
【指定名称】木造地蔵菩薩立像
【ふりがな】もくぞうじぞうぼさつりゅうぞう
【員数】1躯
【時代・年】平安時代
【所有者】法隆寺
【国宝指定日】1953.02.14

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋
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