国宝-工芸|直刀・黒漆平文大刀拵[鹿島神宮/茨城]

国宝データ-刀剣

国宝『直刀(韴霊剣)黒漆平文大刀拵』

古くから鹿島神宮に伝わる「韴霊剣(布都御魂剣、ふつのみたまのつるぎ)」は、いわゆる日本刀のような反りのない直刀で、その長さは2.23mあり現存する直刀では最大である。 刀身は、奈良~平安初期頃の作、拵は平安初期頃の作だと推察される。

日本書紀や古事記には、神武天皇が東征で窮地に陥ったが、韴霊剣(ふつのみたまのつるぎ、布都御魂剣とも)の神威によって救われ、即位の後に鹿島神宮を創建したとある。 韴霊剣は、奈良県天理市にある石上神宮の祭神として禁足地に埋められたため、それに代わるものとして作られたとする説がある。

茨城県立歴史館チラシより

この国宝を観るには

以前は、鹿島神宮の宝物館で公開されていたが、平成30年(2018年)から整備計画で休館している。 茨城県立歴史館に寄託されており、同館で公開される場合がある。

公開履歴

2021/2/20~4/11 茨城県立歴史館「鋼と色金-茨城の刀剣と刀装-
2020/4/11~6/7 茨城県立歴史館「鹿島神宮の宝」

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-467
【指定番号】00175-00
【指定名称】直刀/黒漆平文大刀拵
【ふりがな】ちょくとう/こくしつひょうもんたちこしらえ
【員数】1口
【国】日本
【時代・年】平安時代
【寸法】直刀:身長223.3cm、反り0.6cm、元幅47.2cm
    拵:総長270.2cm、鞘長228.1cm、柄長40.2cm
【品質・形状】直刀 切刃造、角棟、かます鋒、両区。鍛小板目肌よく約むところと大肌流れてやや肌立つところとが交じり、総じて地沸つく。刃文焼きだし腰刃風、上は焼幅狭く、小湾れごころに浅く
【附指定】刀唐櫃1合
【所在地】茨城県立歴史館
【所有者】鹿島神宮
【国宝指定日】1955.06.22
【説明】現存する直刀として最大のものであり、製作は正倉院御物御剣類に接するとみられる。地鉄は優秀、刃文もよく通る。
付属する大刀拵は、全てが平安初期の製作と認められ、意匠は刀身にふさわしく雄渾である。柄鞘の獅子文の平脱文は脱落しているが、製作時の絢爛さがしのばれる。

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋
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