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国宝-工芸|黒漆螺鈿卓[法隆寺/奈良]

国宝DB-工芸

国宝『黒漆螺鈿卓』

平安時代に作られた黒漆塗りに螺鈿細工を施した机で、香炉などの仏具を供えるのに用いられた。 天面が長方形で、内側に優美な曲線を描いて反る「鷺足(さぎあし)」の4脚を持つ。 特徴や用途が『中尊寺経蔵堂内具』の「螺鈿平塵案」に似ているが、この様式では最大級のもの。 聖徳太子と侍者像を安置する『聖霊院』に伝来したと伝わる。

この国宝を観るには

法隆寺の所有する文化財の多くは、境内で常時公開される宝物館「大宝蔵院」で公開されるが、この卓は通常公開されておらず、展覧会などへ出展される機会などに観られる。

公開履歴

2021/7/13~8/9 東京国立博物館「聖徳太子と法隆寺

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-524
【指定番号】00228-00
【種別】工芸品
【指定名称】黒漆螺鈿卓
【ふりがな】こくしつらでんしょく
【員数】1脚
【国】日本
【時代・年】平安時代
【所有者】法隆寺
【重文指定日】1929.04.06
【国宝指定日】1959.06.27

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋
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