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国宝-書跡典籍|無学祖元墨蹟(与長楽寺一翁偈語)[相国寺/京都]

国宝DB-書跡・典籍

無学祖元のこと

無学祖元は中国の禅僧で、入宋僧などを通じ日本の禅宗に強い影響を与えた「無準師範」から法を嗣いでいる。 北条時宗に招かれ渡日し、蘭渓道隆の後に建長寺の住持となり、円覚寺が建立されると開山になっている。

国宝『無学祖元墨蹟』与長楽寺一翁偈語

墨蹟は禅僧の書のことで、これは無学祖元が来日して間もなく書かれたもの。 一翁とは、日本の僧「一翁院豪」のことで、入宋していた頃に無準師範の元で同門だった。 長楽寺に住持していた一翁が、無学祖元を訪ねた際に問答をし、その内容が非常に満足のいくものだったのでこの「偈」が書かれた。 偈は仏を讃える詩だが、禅宗では悟りの表現として使われる。

この国宝を観るには

所蔵する相国寺にある「承天閣美術館」で時々公開されるほか、他館への貸し出しもある。

公開履歴

2022/8/8~12/11 相国寺承天閣美術館「武家政権の軌跡」※展示期間未確認
2019/10/5~20203/29 相国寺承天閣美術館「茶の湯
2019/4/20~2019/6/23 三井記念美術館「円覚寺の至宝
2018/10/13~2019/3/24 相国寺承天閣美術館「温故礼賛」

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-576
【指定番号】00027-00
【種別】書跡・典籍
【指定名称】無学祖元墨蹟〈与長楽寺一翁偈語/弘安二年十一月一日〉
【ふりがな】むがくそげんぼくせき
【国】日本
【時代・年】南宋・鎌倉時代(1279年)
【所有者】相国寺
【国宝指定日】1951.06.09

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋
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