国宝-書跡典籍|手鑑 見努世友(見ぬ世の友)[出光美術館/東京]

国宝データ-書跡・典籍

手鑑とは

「手鑑」とは、筆跡の手本集のようなもので、厚紙をジャバラ仕立てにしたものに、古今の断簡や色紙や短冊などを貼りまぜたもの。 桃山時代以降に古筆の鑑賞が流行すると、公家・武家から庶民にまで親しまれ、嫁入り道具にも加えられるようになった。 

手鑑は、筆者の出身や地位により貼られる順がおおよそ決まっており、格の高いものでは先頭に「大聖武」という聖武天皇筆とされていた字の大きい経典が貼られ、その後に天皇や皇族の筆跡が続いた。 続いて高位の公家から有名歌人、高僧や武家、女性の筆跡などの順で並べられることが多い。

参考:国宝『手鑑 翰墨城』

国宝『見努世友(見ぬ世の友)』

古筆の鑑定を家業とし、古筆姓を名乗った「古筆家」が制作した手鑑で、表に大聖武から始まる117葉を、裏に112葉の合計229葉を収める。 小浜藩(現在の福井県)酒井家に伝来したもの。

見努世友(見ぬ世の友)の名前は、徒然草13段の「ひとり、燈のもとに文をひろげて、見ぬ世の人を友とするぞ、こよなう慰むわざなる。」からで、「夜1人で書を読むと昔の文人を友にするようだ」といった意味である。

4大手鑑

国宝『手鑑 藻塩草』京都国立博物館
国宝『手鑑 見努世友』出光美術館 ※このページ
国宝『大手鑑』陽明文庫
国宝『手鑑 翰墨城』MOA美術館

この国宝を観るには

出光美術館で数年に1度程度は公開される。

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-650
【指定番号】00117-00
【種別】書跡・典籍
【指定名称】手鑑「見ぬ世の友」(二百二十九葉)
【ふりがな】てかがみみぬよのとも
【員数】1帖
【時代・年】奈良~室町時代
【所有者】出光美術館
【国宝指定日】1952.11.22

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋
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