国宝『日本書紀』
奈良時代に舎人親王らによって編纂され、養老4年(720年)に完成した日本書記は、後世でも重視され繰り返し写本が作られた。 前田家に伝わる写本は、11世紀に書写されたもので、11・14・17・20の4巻が現存する。 公家の三条西家が所有していたものを、義父(正室の父)である前田綱紀へ贈り、現在も前田育徳会が所蔵する。
11巻 仁徳天皇
14巻 雄略天皇
17巻 継体天皇
20巻 敏達天皇
この国宝を観るには
世田谷区の前田育徳会が所有するが、ここには展示施設がなく、石川県立美術館で公開される場合がある。
公開履歴
2022/8/6~9/5 石川県立美術館「古事記と日本書紀」
2019/8/31~10/7 石川県立美術館「前田家の名宝Ⅱ」
文化財指定データ
【台帳・管理ID】201-707
出典:国指定文化財等データベース一部抜粋
【指定番号】00190-00
【種別】書跡・典籍
【指定名称】日本書紀〈巻第十一、第十四/第十七、第二十〉
【ふりがな】にほんしょき
【員数】4巻
【時代・年】平安時代
【所有者】前田育徳会
【国宝指定日】1954.03.20