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国宝-書跡典籍|金剛般若経開題残巻(空海筆)[奈良国立博物館]

国宝DB-書跡・典籍

国宝『金剛般若経開題』

経典の題目について解釈をしたものを「開題」といい、金剛般若経開題残巻は経典の「金剛般若経」についての開題で、それが部分的に残っているので「残巻」と呼ばれる。 日本の真言宗の宗祖で、能筆家としても高名だった「三筆」の1人である弘法大師空海の直筆。

「金剛般若経」はいくつかの漢訳経典があるが、これは義浄という僧が漢訳した「能断金剛般若経」について解釈したもの。 草書と行書が混ぜて書かれており、所々に書きなおしたり消したりの跡があるため、草稿(下書き、原案)だと考えられている。

元は、上賀茂神社から賀茂川を超えた西にある「神光院(じんこういん)」という寺の旧蔵品。 神光院には空海の自刻の木像がある。 早い段階でいくつかに断簡されたようで、他には京都国立博物館所蔵の63行分が『金剛般若経開題残巻』として国宝に指定されている。

国宝『金剛般若経開題残巻』空海筆[奈良国立博物館]
国宝『金剛般若経開題残巻』空海筆[奈良国立博物館]
国宝『金剛般若経開題残巻』空海筆[奈良国立博物館]

この国宝を観るには

奈良国立博物館の名品ギャラリーや、空海や書に関する特別展などに出展されることがある。

公開履歴

2021/8/17~9/12 奈良国立博物館「奈良博三昧
2018/2/10~4/8 九州国立博物館「王羲之と日本の書」
2016/4/12~5/8 大阪市立美術館 「王羲之から空海へ」

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-729
【指定番号】00215-00
【種別】書跡・典籍
【指定名称】金剛般若経開題残巻〈弘法大師筆/(三十八行)〉
【ふりがな】こんごうはんにゃきょうかいだいざんかん
【員数】1巻
【国】日本
【時代・年】平安時代
【作者】弘法大師
【所在地】奈良国立博物館
【国宝指定日】1955.06.22

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋
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