白氏詩巻 藤原行成筆[東京国立博物館]

白氏詩巻 藤原行成筆[東京国立博物館]

白氏詩巻とは

「白氏」は中国・唐時代の詩人「白楽天(白居易)」で、白氏詩巻は白楽天の詩文集のこと。 白楽天は紫式部日記や枕草子にも登場し、当時の貴族の間で大変好まれていた。

国宝『白氏詩巻』

書写した「藤原行成」は一条天皇から後一条天皇まで仕えており、当時は藤原道長の全盛期で行成も道長と同じ藤原北家の出身。 亡くなった日も道長と同じ日である。

行成の書風は「和様」と呼ばれる日本独特の書道で、三跡(他は小野道風、藤原佐理)に数えられるが、道風・佐理よりも更に和様の様式が進んでいる。 やや早い時代に活躍した小野道風に強い影響を受けている。

薄茶~薄い赤紫の紙をつないでおり、つなぎめの裏側には伏見天皇の花押(サインのようなもの)が書かれている。 

白氏詩巻 藤原行成筆[東京国立博物館]
左側の紙の裏には伏見天皇の花押がある

※このページの画像は「研究情報アーカイブズ」のものを使用しています。

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-747
【指定番号】00232-00
【種別】書跡・典籍
【指定名称】白氏詩巻〈藤原行成筆/保延六年十月廿二日定信奥書〉
【ふりがな】はくししかん
【員数】1巻
【国】日本
【時代・年】平安時代
【作者】藤原行成筆
【所在地】東京国立博物館
【重文指定日】-
【国宝指定日】1957.02.19

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋

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